「独身の義兄弟と同居するのってどうなの?」と悩んでいる方、多いのではないでしょうか。
実際に同居してみたら、「こんなはずではなかった…」なんてこともあります。特に、独身で時間がたっぷりある義兄弟が居座る場合、こちらのライフスタイルに干渉されがち。思い描いていた“助け合いの生活”が、“忍耐の生活”になりかねません。
この記事では、
- 独身の義兄弟と同居することってどうなのか
- 独身の義兄弟との同居を回避する作戦
- 独身の義兄弟が居座る場合はどうしたらいいのか
について迫ります。
義兄弟独身と同居してるのって普通?有り?無し?
独身男性が実家に居座り続けること自体は、特に珍しいことではありません。
親世帯+子世帯+義兄弟の同居でうまくいっている方もいることでしょう。
しかし、家族全体がその状況に納得していれば特に問題はありませんが、家族内でストレスや不安が生じている場合、将来的な計画や独立について話し合うことが重要です。
親と同居する独身男性で「子供部屋おじさん」という相性で言われる方もいるそうです。
特徴としては、【精神年齢が低く、子供っぽい】【経済的に自立せず、お金を入れない】などがあげられます。
このような方と共同生活を始めるとなると不安しかありません。
そして、同居したらもれなく義兄弟がセットということがわかっていながら同居を始めたのであれば、たとえ義兄弟に出ていってほしいと思ってもすぐに追い出すことは難しい問題です。
「義兄弟と同居なんてありえない」と思うのであれば、前もってしっかりその旨を伝えるしかありません。
とは言え、同居をはじめてみてから「思ってたより遥かにしんどい…どうにかならないかな…」と思うこともあります。
その場合は、出来る限り快適な共同生活を送る術や関節的な独立の促し方を考えるしかありません。
世間の声
「無理です。将来的に世話してほしいってのもあるんでしょ?その義兄弟と二人っきりになる可能性もあるよね。そしてお腹減ったとか言ってこられたら…想像するだけでムカついてくる。」
「ほぼニートなら、私たち(義両親)が亡くなったらよろしくねって言ってるようなもんじゃん」
「義きょうだい皆嫌だけど、特に兄弟は嫌だね」
という批判的な声が見受けられます。
一方で、
「実家ぐらしだろうとちゃんと自立してるなら問題ない」「実家ぐらししてる目的がハッキリしていて仕事もちゃんとしているならOK」「しっかり家にお金を入れてるのなら大丈夫」
という意見もありました。
自立しているかしていないかが最大のポイントになります。そりゃそうだ。自分の子どもでなければ夫でもない人が同じ屋根の下生活を共にすると思うと不安ばかり募ります。
【義兄弟独身と同居】回避作戦
以下の方法を検討してみてください。どれも、相手との関係を壊さずに、スムーズに進めるためのアプローチです。
「近居」の選択肢を提示
同居ではなく、義兄弟が自分の住まいを持ちつつ、実家の近くに住む「近居」を提案してみましょう。これにより、お互いの生活に過度に干渉せず、必要な時にサポートし合うことができます。
「自立支援プログラム」を一緒に考える
義兄弟が独立するための具体的なプランを一緒に考えましょう。
例えば、一人暮らしに向けた準備期間や、仕事や収入の安定化を目指すサポートを提案します。計画的に独立の準備を進めることで、自然と同居を回避できるかもしれません。
「タイミングの見直し」をお願い
「今は家族にとって大切な時期だから」という理由で、同居のタイミングを少し後にずらすようお願いするのも一つの方法です。
例えば、子供の受験期や仕事の繁忙期など、タイミングを理由に話し合いを持つことで、回避の余地を探ります。
「適度な距離感」を強調
「お互いが心地よく過ごせるためには、適度な距離感が大事」と伝え、独立を促す考えを柔らかく提案してみてください。これは、家族全員の生活の質を高めるための提案として受け入れられやすいかもしれません。
「他の同居者」を検討
義兄弟が一緒に住む場合、他の兄弟姉妹や親戚との同居を提案することで、直接の同居を回避する手段もあります。これにより、家族内で負担が分散され、義兄弟にとっても新しい環境での生活がスタートしやすくなります。
これらの方法を検討しつつ、義兄弟と良好な関係を保ちながら、自分たちの生活を守る道を探してみてください。適切なアプローチを取ることで、みんなが納得できる形に近づけるはずです。
義兄弟独身と同居、居座る場合の対策
独身の義兄弟が実家に居座る理由は様々ですが、根本的な問題は“居心地の良さ”にあることが多いんです。親元で過ごす快適な環境を変えたくない、経済的に独立する自信がない、などの理由が背景にあることが多いですね。そこで大切なのは、明確なルールを設定すること。
例えば、生活費の分担や家事の役割分担など、義兄弟にもしっかりとした「居住者」としての責任を持ってもらいましょう。ルールを決めておかないと、なし崩し的にずっと同居が続いてしまいますよ!
気持ちが悪いと感じる瞬間とは
同居生活が長引くと、時に「気持ちが悪い」と感じる瞬間もあるかもしれません。特に、プライベートな空間に踏み込まれると、居心地が悪くなることがあります。
そのようなときは、自分のスペースを確保し、リラックスできる時間を作るように心がけましょう。義理の兄弟との距離感を上手に保つことが重要です。
独身の義兄弟がなかなか実家から独立しない状況に、悩んでいる方も多いと思います。関係性や義兄弟の望む形によっては「大きなお世話」ともなりかねませんが、このような対策も視野に入れてみましょう。
- 「小さなステップから始める」 突然の独立を促すのは難しいかもしれません。まずは、義兄弟に少しずつ自立心を育ててもらうために、小さなステップから始めましょう。例えば、食事の準備を任せたり、家事を一部担当してもらうことで、自立への意識を高めていきます。
- 「一緒に将来の計画を話し合う」 家族として、義兄弟の将来を一緒に考える時間を持つことは大切です。「これからどうしていきたいのか?」という未来についての話を丁寧に聞き、共に考えてあげることで、無理なく独立への意識が芽生えるかもしれません。最後の手段として、家族でこっそり「どうすれば義兄弟が自立したくなるか」作戦会議を開きましょう。あくまで優しく、でも効果的に、独立への道をサポートしてあげてください!
- 「プライベートスペースの見直し 」 家族全員が快適に過ごせるように、プライベートスペースを見直すことも重要です。義兄弟にとって、独立した空間が必要かどうかを話し合い、自立に向けた準備を整えていきましょう。例えば、「リビングタイムは1日2時間まで」というルールを提案して、居心地の良さを少し制限。家が「オアシス」から「ちょっとした休憩所」に変われば、出かけたくなるかも?
- 「お互いの時間を大切にする日」 「今日はお互いの時間を尊重して、一日一人で過ごす日!」というルールを作る。プライバシーの大切さに気づいてもらい、自然と独立の方向へと向かわせるきっかけに。最も大切なのは、家族全員がお互いの気持ちを尊重し合うことです。義兄弟の気持ちを理解しつつ、自分たちの生活も大切にするバランスを取りながら、共に解決策を探していきましょう。
少しずつ無理のない形で義兄弟の自立を促していくことが、家族全員にとっての幸せにつながるかもしれません。焦らず、ゆっくりと前進していきましょう。
義兄弟との同居のストレスを軽減
義兄弟との同居によるストレスを軽減するための秘訣は、「距離感」と「会話」です。
家の中に自分たちだけのスペースを設けることや、休日には家族とだけ過ごす時間を作ることが効果的です。また、何でも溜め込まずに、義兄弟と定期的にコミュニケーションを取って言いやすい環境づくりも重要。
例えば、食事中に軽く近況を話すなど、日々のちょっとした会話が関係を円滑にします。小さなことでも声に出して伝えることで、ストレスをため込まないようにしましょう。
時には「今日は自分のための日!」と割り切って、リフレッシュする時間を取り入れることも必要です。
義兄弟独身と同居は家族にどう影響するか
実家暮らしと義兄弟の関係実家暮らしの義兄弟がいると、どうしても家の中のルールや空気感が変わりますよね。
義両親もどこか義兄弟に遠慮しているように感じたり、家全体が少し落ち着かない雰囲気になることもあります。特に、義兄弟が長い間実家に居座ることで、家庭内の力関係に変化が生じることも。そんな時は、家族みんなで一度しっかりと話し合うことが必要です。「このままでいいのかな?」という疑問は、きっと他の家族も感じているはずです。
両親の気持ちと心配事
義両親も実は心の中で、「この子はいつか独立するのだろうか?」と心配しています。しかし、親としては直接的にプレッシャーをかけにくいのが現実です。
あなたが義両親の気持ちを汲んで、一緒にサポートしながら義兄弟に独立の重要性を伝えることが、家庭内の平和を保つカギかもしれません。
なんて言われても、「いい大人なんだから自分でどうにかして下さい」そして、「私は主人の嫁になった訳で、義兄弟の面倒を見るために結婚したわけじゃありません」と思いますよね。
しかし、義兄弟がいることを了承した上で同居を始めたのであれば関わらざるを得ないことも出てくるのです。
なので、共存術を考えるか自立を促すかになってくるのかもしれません。
家族としての義務と負担
同居によって生じる義務と負担は、家族全員に少なからず影響を与えます。特に経済的な負担や家事の負担が増えると、どうしても不満が募りがち。
ここで重要なのは、家族みんながそれぞれの役割を果たすこと。たとえば、義兄弟にも何かしらの家事を任せる、生活費の一部を負担してもらうなど、家庭内の負担を分け合う工夫が必要です。
我が子に与える影響
【叔父さんが、子どもと良い関係を築いてくれる】
例えば、たくさん遊んでくれたり、お祝い事や行事などにも程よい距離感で関わってくれる、緊急事態(子世帯夫婦が体調不良の時は子どもの面倒を見てくれる)には協力してくれるなどの良い関係ができている時は心配事も少ないでしょう。
子どもにとってもかけがえのない思い出になりますし、助け合いの精神でお互いに乗り越えていける可能性が生まれます。
一方で、【叔父さんが自分勝手で良い関係を築こうとしない】となると、子どもにとっても居心地の悪い環境になってしまうかもしれません。
さらに、【叔父さんの面倒を見る】ことの負担がないとも言い切れません。義両親が亡くなった後の状況によっては有り得てしまうので、そのことについても事前に話し合っておくべきでしょう。
義兄弟独身と同居を決める際の注意事項
契約書やルールの制定
同居を決める際には、ルールをしっかりと決めておくことが大切です。契約書や生活のルールを文書化することで、後々のトラブルを防ぐことができます。たとえば、生活費の分担や家事の役割分担、プライベートスペースの確保など、細かい点まで明確にしておきましょう。
引きこもりやニート状態の義兄弟への対応
もし義兄弟が引きこもりやニート状態である場合、その対応は慎重に行う必要があります。無理に働かせるのではなく、まずは生活リズムを整えることから始めましょう。適度な外出や簡単な家事からスタートし、少しずつ社会とのつながりを取り戻すサポートをしてあげましょう。
将来の生活設計をどう考えていくのか
同居を続けるかどうかは、家族の将来設計にも大きく影響します。義兄弟の独立や、二世帯住宅への移行など、長期的な視点で家族全員が納得できる計画を立てることが大切です。必要であれば、専門家の意見を取り入れながら、現実的なプランを考えてみましょう。
家庭によっては2.5世帯住宅という間取りを検討する方もいるようです。
義兄弟独身と同居。筆者の体験談
筆者は、”義実家に完全同居をしている子育て中の主婦”です。
そしてさらに…中年独身の義兄も一緒に住んでいます!
筆者は同居前も同居始めてすぐも義兄の存在は全く気になりませんでした。「お邪魔します(^^)」くらいの能天気な嫁。今となってはそんな自分にお説教したいくらい甘かったなあ〜と思っています。
義兄のこと全然気にしていなかった筆者ですが、リフォームの話が出たのがきっかけにどんどん気になっていきました。
「2階にミニキッチンを作って、子世帯の居住空間をほぼ2階。親世帯の居住空間を1階に。」ふむふむ…筆者「義兄は出ていかれるんですか?」義父母「2階に一緒に住んでもらうよ」
えっ・・・ちょっと待ったー!!
その頃筆者は出産後の謎の体調不良に苛まれながら、義母と険悪ムードな毎日の中、義兄も含めた家族全員の家事(洗濯だけ別)と子育てをしておりました。つまり、キッチンをもう一つ作って義兄と居住空間を一緒にということは…「お食事は別ですか?」…「うん」とは言わない義父母。
将来の不安が一気に押し寄せる!まさか、このまま私が面倒を見ていく方向に進んでいくのではないか…!?
しかし、(私は後から来た人間です。今すぐ出ていけとは言いませんが、それだけはご勘弁を〜)という心の声を旦那が代弁してくれて、リフォームもお世話の話もなくなりました。自由に使えると思ったキッチン話までなくなってしまいましたが、ひとまず安心。
義兄じたい、しっかり働いているし子どもともよく遊んでくれて懐いてくれているので嫌いではありません。唯一心配なのは、家事全般が全くできないので親世帯が亡くなった後が不安だということ。話せない関係ではないので、追々話し合っていこうと思います。
最後に
同居生活は決して簡単に解決できる問題ではありませんが、工夫次第では充実したものにすることができます。義兄弟との同居を検討する際には、家族全員が納得できる形を探りながら進めていきましょう。自分たちのペースを崩さないことが、長く続けるためのコツかもしれません。
心の健康を維持する方法心の健康を維持するためには、自分の時間や趣味を大切にすることが重要です。義兄弟との同居が悩みの種になる場合には、適度に距離を置くことも必要です。家族としての絆を保ちながらも、自分自身のメンタルケアを怠らないようにしましょう。
義兄弟との同居の不安を解消するためには、冷静な話し合いと事前の準備が大切です。まずは家庭内のルールを整え、お互いの気持ちを尊重し合うことで、快適な同居生活を目指しましょう。
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