産後、義父母との同居は一見助けになるように思えますが、実際には逆にストレスを感じてしまうことも多いものです。
特に、初めての子育てで「自分がもっと赤ちゃんと一緒にいたいのに、義母に子供を取られているような感覚」や「一生懸命やっているのに理解されない孤独感」を抱くのは自然なことです。
この記事では
産後の同居ストレスで鬱になった体験談
産後に義父母との同居がもたらすストレスの原因
心の負担を軽減するための具体的な対策
をお届けします。
産後の義両親との同居ストレスや精神的負担、孤独感に苦しんでいる女性が具体的な対策を知り、心の負担を軽減できれば幸いです。
【産後の同居ストレス】産後うつになった筆者
出産とともにスタートした、義両親との完全同居生活。
「よし、新しい家で素敵な生活が始まるぞ!」なんて、期待に胸を膨らませていた私…。が、しかし、いざフタを開けてみたら、想像していた未来なんてどこにも見当たらない!
まず、孫に会いたいがために、距離感完全バグり状態の義父。優しさは嬉しいけど、会話がなぜか一方通行(笑)。で、義母はというと、「私は責任持ちませんけどね~」なんて言いながら、なぜか指揮官モード全開で指図してくる理不尽ぶり。筆者と価値観も生活リズムも全然合わなくて、まるで水と油の相性壊滅的コンビ。
さらに、忙しすぎて家には寝に帰るだけの旦那。話し合いたくても、そもそも話せる時間がないってどういうこと!?
そんな中、初めての育児に燃える私。
出産後の謎のアドレナリンで「私は何でもできる!」と自信満々。でも、心の奥では「こんな義父母に子供を任せて大丈夫?」って不安が爆発寸前。しかも「干渉されたくない!」って感情も入り混じって、毎日心がカオス状態。
そして、義母が一番のストレス源。
孫を「孫ちゃ~ん、孫ちゃ~ん」って呼びつけておいて、いざ来たら「ばあば忙しいから後でね」って、どういうこと!?それに、「私は嫁いびりなんて絶対しないからね」って言ってたのに、怒りモード全開で言い返してくるし…。
今となっては、こうして笑い飛ばせるけど、当時は「いい嫁にならなきゃ」「私が悪いのかな」って、自分の感情を抑え込んで必死でした。笑顔なんてどこかに置き忘れてる始末。
その結果…
産婦人科の検診でまさかの“産後うつ”診断。
「えっ、マジで!?」と自分でも驚き。頑張りすぎて自分で気づかないうちに、いつの間にか限界突破してたらしいです。
でも、あの時は「頑張らなきゃ」と思いすぎて、辛さに気づかないふりしてたんですよね。自分の心と向き合わなかったことで、産後うつという結果になってしまった筆者です。
しかし、今心から笑えるようになったのはやっぱり
自分の気持ちをしっかり把握し受け止めたこと。(義父母が苦手でOK無理に合わせようとしない。自分が取りたい距離感を把握して生活に取り入れていく。そうすることで、気持ちの整理をつけやすくなる。)
自分と向き合う時間を確保する。(趣味や楽しみを見つけて自分の居場所を確保できると自信を持つきっかけになりました。)
自分を大切にする時間(疲れたら休めばいい。闇雲にやっても頑張る方向を間違えてたら、頑張ってるのに結果が見えなくて悪循環。休むときは休み、最低限のことを頑張れれば花丸あげたら、いい嫁にならなくていい。無理に合わせようとしなくていい。自分を褒めるゆるしてあげることで、見える範囲が広がった。)
を作っていったからだと思います。楽しみを見つけること、心の居場所を見つけることが大事です。
最初は億劫かもしれませんが、焦らなくていいので自分のペースで進んでください。
【産後の同居ストレス】原因と対策
義実家での子育てがストレスになる理由
義父母の「優しさ」が、あなたにとっては重荷になることもあります。
特に赤ちゃんとの時間を大切にしたい新米ママにとって、義母の過剰なサポートや干渉はストレスの大きな要因です。義母が赤ちゃんの世話を積極的に行ってしまうと、自分が母親としての役割を奪われているように感じ、結果として心の疲れが蓄積されます。
また、旦那さんが日中は一緒にいない、育児に関与しないことで義実家での孤立感が強まりがちです。相談する相手がいないと感じ、ストレスがさらに増してしまうことも。
子育てと育児のストレスが交錯する時期
産後の生活は大きく変わります。新たな家族の一員が増えることで、生活サイクルも変わり、精神的な負担が増していきます。
赤ちゃんとママの生活サイクルの変化
赤ちゃんの世話は24時間体制で行われるため、母親の生活サイクルも大きく変わります。夜泣きや授乳で睡眠が不足し、疲労が蓄積していきます。
このような状況での同居生活は、さらにストレスを増加させる要因となります。
産後のホルモンバランスの変化や、育児に対するプレッシャーは、すでに精神的に不安定な状況を作り出します。
そこに義実家での生活が加わると、自分のペースで生活することが難しくなり、心の負担が増加します。
義両親との価値観の違いや生活習慣の違いが、ストレスをさらに悪化させることもあります。
どうすればストレスを軽減できるか
1. 自分の気持ちをしっかり伝える
義父母に対して「優しさ」はありがたいものですが、あなた自身が「もっと赤ちゃんと過ごしたい」という気持ちを伝えることが重要です。
丁寧に、でもしっかりと自分の思いを伝えることで、義母もあなたの気持ちを理解し、少し距離を置いてくれるかもしれません。
特に第一子なので、「できるとこまで自分で頑張りたい。母になって1年生なので、子供と一緒に成長していきたい。気になる点は多々あるかもしれませんが、あたたかい目で見守ってもらえると嬉しいです。」のような特別な想いを熱く伝えるといいかもしれません。
2. 自分だけの時間を確保する
心の健康を保つために、午前や午後に数時間だけでも自分の部屋でリラックスする時間を作るのは正しい選択です。義父母がこれに不満を感じたとしても、あなたが精神的に安定していなければ、赤ちゃんのためにもなりません。この時間を「自分と赤ちゃんの時間」と割り切り、無理に家族に合わせる必要はありません。
同居中、「赤ちゃんがなかなか泣き止まない」ことでプレッシャーを感じてしまうこともあります。
「何をしても泣き止まない」「駄目な母親」「何か病気なのではないか」などそう思ってしまうこともあるでしょう。
義父母がいる、何か言われるかもしれないプレッシャーと初めての育児による不慣れさに追いやられ冷静な判断や考えができなくなってしまう時があります。
あなたは「できる母親」を目指そうとしなくていいんです。
「こどもと楽しく一緒に成長できる母親」を目指せばいいんです。
四苦八苦しながら子育てと一生懸命向き合っていれば、他人の評価は気にせず、「なるほど」くらいで思っていたらOKです。
3. 旦那さんに相談する
あなたが感じているストレスや不安は、まず旦那さんと共有することが大切です。旦那さんは義父母の気持ちも理解しつつ、あなたのストレスを軽減するために動いてもらえるよう話し合いましょう。義実家での状況を話すことで、旦那さんと協力して解決策を見つけることができます。
言いにくいことは旦那さんに任せて、義父母と顔を合わせる頻度を減らすだけでも少しストレスが和らぎます。
4. 義父母との距離感を見直す
義父母は赤ちゃんをかわいがりたい気持ちが強いですが、育児の主役はあなたです。義母のサポートを上手に受け入れつつ、必要以上の干渉は避けるように、少しずつ距離感を調整することが大切です。
可愛がり方次第では、本当に凄く嫌になってしまいますよね。
顔スリスリされたりとかすると「げっ」て内心ストレス。
そんな時は「顔に塗った薬が取れちゃうんで〜」とかいい感じにはぐらかしてかわしていきましょう!
産後の同居は、助けになってほしい反面、ストレスを感じやすい状況でもあります。自分の気持ちを大切にし、必要なサポートは求めつつも、過剰な干渉にはしっかりと自分の意思を示すことが重要です。
自分一人で抱え込まず、旦那さんや信頼できる友人にも相談して、少しでも心の負担を軽くしていきましょう。
より良い子育て環境を築くための一歩を踏み出してみましょう。
【産後の同居ストレス】「孤独」と「心のケア」
産後の義両親との同居中に、
「この子は私が育てるんだから」「一生懸命頑張ってるのに誰もわかってくれない」
と感じるお嫁さんにとって、孤独と心のケアは特に重要です。同居していると、赤ちゃんに対する自分の思いが義両親に十分に伝わらなかったり、周りにサポートがあるように見えても、精神的な孤立感を抱くことがあります。
自分が「お母さん」としての役割を果たしているという強い思いがある一方で、その役割を他人に奪われているように感じることもあるでしょう。このような孤独を抱えたとき、まずは自分の感情に正直になり、心のケアが必要だと自覚することが大切です。
「一人で頑張らなくてはいけない」というプレッシャーを抱え込むのではなく、周囲に自分の気持ちを少しでも伝えることで、支えが得られるかもしれません。
また、孤独感に囚われ過ぎないためには、自分一人の時間や空間を作り、リラックスしたり自分の気持ちを整理することが効果的です。
心のケアとしては、短い時間でも散歩をしたり、日記を書く、信頼できる人に話を聞いてもらうなど、少しずつでも自分の心を癒す方法を見つけることが大切です。
孤独を感じることは決して弱さではありません。自分を大切にするために、心のケアを怠らず、必要な助けを求めることが新しい家族との生活をより健康的に保つ鍵となります。
心の負担を軽減するために必要なことは、孤独をなくすことです。つまり、
「自分の気持ちを正直に認め、無理をせず周囲に助けを求めること」です。
【産後の同居ストレス】もやもやエピソード
産後の義両親との同居は、助けがある一方で思わぬストレスやトラブルを招くこともあります。
そんな同居生活で「ありえなかった!」と感じた実際のもやもやエピソードを紹介します。
【主役はばあば?!】
ある日、赤ちゃんが泣いていると、義母がすぐに抱っこしてくれたのはいいのですが、気づいたら勝手に散歩に連れ出していたんです!「せめてひと言声をかけてくれたら…」とモヤモヤするものの、義母は「お散歩して落ち着いたから大丈夫よ」と一言。自分の子どもなのに、まるで義母が主役のように感じてしまい、不安と苛立ちが混ざった瞬間でした。
【優しさと言う名のプレッシャー】
「私が見てるから、引っ越し準備しておいで」
義母の優しさかもしれませんが、家事や引っ越しの準備が進んでいないと毎日のように言われ、「チビを見てるから大丈夫、やってきなさい」と急かされる生活。
休む間もなく、「もっと頑張らなきゃ」というプレッシャーを感じてしまい、精神的に追い詰められることもありました。
【奪われていく私の生活】
お風呂の時間さえ義母が決めてしまう。
「赤ちゃんのお風呂はこの時間がベストよ」と、義母がすべてのスケジュールを決めるように。自分で決めたいことまで口を出されるたびに、「私は母親じゃないの?」という気持ちが募っていきました。
気づけば自分の時間もほとんどなく、精神的な負担が増していったのです。
産後の義両親との同居は、サポートがある反面、このように自分のペースや考えが尊重されず、母親としての役割を奪われているように感じる瞬間が多々あります。
ストレスがたまってしまう前に、自分の気持ちをしっかり伝え、義両親との距離感を見直すことが大切です。
最後に
この記事では、産後に義両親との同居がもたらすストレスとその対策について解説しました。
まず、同居によって生じる義両親との距離感や育児の干渉が、新米ママにとって大きな負担になることが多いです。また、家事や育児の負担の分担が不均等だったり、自分の時間が取れないこともストレスの原因です。
このような状況に対処するためには、義両親や旦那さんとのコミュニケーションが重要です。自分の気持ちを素直に伝えることや、適度な距離を保つ工夫が必要です。さらに、無理をしないことや、心のケアに注力することも大切です。自分だけで抱え込まず、助けを求めることがストレス軽減の第一歩となります。
産後に感じるストレスに向き合い、少しでも心が楽になりますように。
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