義両親との同居ルールには何が必要?
義両親との同居は、家族関係に大きな影響を与える一大イベントです。ストレスを溜めず円満に暮らすためには、事前の話し合いが重要です。
この記事では、
同居生活を成功させるためのルール作りのポイント
日常生活で意見を交換しやすい環境を整える方法
について解説します。
トラブルを未然に防ぎ、皆が快適に過ごせる同居生活を目指しましょう。
義両親との同居ルールを事前に決めよう
始める前にしっかり話し合って決めていても、いざ生活が始まってみるとそう簡単には上手くいかないこともあります。
些細なことでも、日々積み重なっていくとストレスの要因になり得ます。思いやりはもちろん大切ですが、寝食を共にすることは綺麗事でかたづけられない事柄もあるのは事実です。基本的な部分だけでも話し合っておきましょう。
キツい言い方になるかもしれませんが、暗黙のルールなんてものは常識が違えばありません!
決めたことを基準に日々の中でお互いにすり合わせていける関係を作っていくことが大事だと思います。まずは、その土台作りになるのがルール決めです。
ルールを作るために話し合いたいことリスト
生活していく上で誰もが関わるであろうこと
食事
- 一緒に食べるのかどうか/毎日なのか/特別な日だけにするか(お祝い事の時だけなど)
- 一緒に食べる場合は、どちらが作るのか分担するのか
- アレルギーの有無·体に気をつけていること
台所
- 冷蔵庫の使い方(ひとつしかない場合はどう使うか)
- 共有で使える物は何か(調味料類·食器·器具·スポンジなど)買い足しはどうするか
- 掃除·片付け方法
お風呂
- 入りたい時間帯(子育て中なら子供に合わせたい、義理両親の時間が決まっているならその時間以外は自由に使わせてもらうなど)
- 掃除の仕方やタイミング、誰がするか
- 洗面所やお風呂場で使う物(シャンプーやリンス、歯ブラシなど)を置く場所
洗濯
- 使用時間
- 一緒に洗うのか別々で洗うのか
- 干す場所·干し方
掃除
- 掃除方法の確認
- 分担するか·誰がするか
- ゴミの分別方法·出し方
- 掃除機の時間
- 寝室はそれぞれでするのか
地域・町内関係
参加の仕方、仕事の分担
お金関係
- 生活費(いくらいれるのか、いくらもらうのか。)
- 誰がどう管理するのか
こだわり
ここだけは譲れないこと
プライバシー
- 寝室には勝手に入らない
- 自分以外の郵便物を代わりに受け取った場合、中は見ない
子育てや介護について
- 子育て(主に自分がお世話したい·仕事を優先したいから補助してほしい·家事全般はするのでお任せしたいなど)
- 介護の話
筆者の知人に、「同居はしても介護はしません!」とハッキリ言ったと話してた方がいます。
義両親と同居のルールを決める上で大事なポイント
ルールを決める上で大事なことは、お互いの「心地よさ」を大切にすることです。
- コミュニケーションは潤滑油
何か気になることがあれば、飲み物でも片手に「ちょっと話そうか」と軽く声をかける勇気を持ちましょう。話さなければ、どんどん錆びついてしまいます。 - 譲り合いは大家族の美徳
「そっちが先にお風呂どうぞ」「いやいや、どうぞどうぞ」の精神で、譲り合う心を忘れずに。時には、譲りすぎて風呂の順番を忘れるくらいが丁度良いかも? - プライバシーは神聖な領域
プライバシーは「秘密のケンミンショー」よりも大事です。お互いにドアをノックしてから入ることを徹底しましょう。 - ルールはガチガチでなく柔軟に
ルールは、「こっちが勝手に決めた!」というより、「みんなで決めた!」という気持ちが大切です。大らかに、時にはお互いの気分で少しずつ調整しながら進めましょう。
家族の間で笑顔と「ありがとう」を絶やさず、快適な同居生活を築いていきましょう。
義両親との同居ルールを話し合う時にしておいてほしいこと
しっかり書き記す
話し合いがある程度できたら、しっかり文面に残しておいたほうがいいと思います。そうしておかないと、言った言ってない論争が始まりかねません。会社や何かの契約じゃないんだから、と思うかもしれません。しかし、それぐらいに思っていいと思います。お互いに一部ずつまとめた物を持っておくか、共有できるスペースに保存しておきましょう。
義両親との話し合いの前に夫と二人のみの話し合い
義父母と夫とあなたの四人での話し合いの前に必ず、夫と二人だけで話し合いましょう。まず、夫と意思疎通できていないと、話が進みません。
義両親との同居ルールの前に、夫婦だけのルール(約束事)も共有しておきましょう。
例えば
「義両親への不満があった場合は、しっかり話し合って解決する」「気持ちに余裕がなくなったら、自分の時間をつくらせてもらう」
などの約束事を共有することでもしもの時の心の糧にできるかもしれません。
義両親との同居ルール:ストレス軽減にはそれぞれにあった方法で
義両親との同居生活、いろいろなルールが必要そうだけど、あまりガチガチだとお互いに疲れちゃいますよね?
ある程度話しっかりしたルールは話し合うけれども、お互いに「話が違うじゃない?」といがみ合ってしまっては意味がありません。
ゆるやかルール
名前の通り、あまり厳しくないけど、守ることで同居生活がぐっと楽になります。
たとえば、
「プライバシー尊重ルール」
これはシンプルに「ノックしてから部屋に入る」だけでも十分効果的。気まずい瞬間を避けるための、ゆるくてありがたいルールです。
そして一番大事なのが、
「ゆるゆるコミュニケーション」
何かあれば軽い雑談感覚で話し合いを!「ちょっと気になるんだけど」と言える空気があれば、問題が大きくなる前に解決できます。
「家事は無理しないで分担しよう」ルール。
お互いの得意分野に任せるのがベスト。「今日は疲れたからサボりたいな…」という日も、遠慮なく頼れる環境を作りましょう。
最後に、
「ほどよい距離感を保つ」ルール。
一緒に暮らしていても、お互いに干渉しすぎないのが大事。自由に過ごせる時間と空間を確保しつつ、夕飯時だけは一緒に食卓を囲むなど、バランスを取るのがポイントです。
この「ゆるやかルール」を取り入れて、気楽で快適な同居生活を楽しみましょう!
同居前と同居開始の雰囲気づくりによって、今後の同居生活の在り方が大きく関わってきてしまいます。
筆者は出だしで、うまくやらなかった自分を後悔しているので、皆さんには同居生活を快適に暮らす土台作りをおすすめします(^^)
ゆるやかルールを前提に話し合えば、肩肘張らずにすむし、ストレスフリーも夢じゃありません。
なかには、とにかく干渉されたくないという方もいるでしょう。そんな時は、
干渉されたくないルール
世帯ごとに完全に分けてしまう事をおすすめします。
食事も別。洗濯も別。掃除は、共有部分だけどう分担するか決めた方がいいと思います。「お互い生きてきた環境も違えば、価値観も違うと思います。無理に合わせてどちらかが我慢するより、世帯ごとのペースで無理なく過ごしたいです。」など、丁寧にお伝えしてください。なぜ、そうしたいのかもしっかり伝えることも大事です。
しかし、この場合はお互いが使用したい時間のすり合わせは必要です。
完全同居の場合、プライベート空間をどう確保できるかがストレス軽減のカギになると思っています。意見が合わない義両親との同居は別々にするのがおすすめです。
どちらかが我慢すして無理に合わせて心が病んでしまうくらいなら、それぞれを尊重できる環境を整える方がいいでしょう。
世帯ごとにわけることで、顔を合わす頻度が減り、自分の時間として動けるので、干渉や口出しが緩和されます。
筆者の体験談
結論から言うと…筆者は、同居前にほぼ話し合いしてません。笑
こんだけ書いといてびっくりしたかもしれませんが、だからこそ、皆さんには話し合いをしてほしいと思って書きました。「子育てと仕事を両立したい」という筆者の想いを伝えて「ok!任せて!」って言われたならば、どうにかなるなる!大好きな夫の義父母だもの!!!
なんて…甘い考えだったんでしょう…周りに散々忠告されたのに…同居したてからボロボロです。産後鬱だったのか同居鬱だったのかわかりませんが、同居始めて2~3年の間はずっと謎の体調不良が続き気分が晴れることもなく、病院では「鬱の傾向あり」と診断されてしまいました。今になってコレだったのかと後悔をしているからこそ!
話し合いをしてないので、どこまで言うべきか、何をどこから話し合うべきか日頃からわからない状態でうまく説明できない場合があります。
しかし、あらかじめ決めておくことにより、「あれはこうだったけどこちらの方がいいと思う」という提案などがしやすくなります。
ベースを作っておくことで話し合いやすい環境ができると思います。
皆さんには是非、事前の話し合いとルール決めをおすすめします。
最後に
赤の他人が同居するんです。毎日のように生活を共にすると、好きで結婚した夫でも「あれ?」と違和感を覚えることもあると思います。
更にお互いをしっかり知れてない者同士がひとつ屋根の下暮らすんです。ぴったり合う訳が無いですよね。もし合ったらラッキーくらいです!我慢して暗い顔して過ごす毎日は辛いですよね。
義父母とあなたの性格にもよりますが、喧嘩してでも怒られてでも、ちゃんと言葉は選んでしっかり想いは日々伝えてすり合わせていく方が良いと思います。いい意味で「言い合える環境」をつかみ取りましょう!
コメント