嫁と姑、この二人の関係が問題に発展するのは、実はかなりよくある話。問題が発生すると、解決が難しいのもこの関係の特徴です。お互いに譲れない部分があり、何気ない一言が火種となり、瞬く間にバトルが勃発することもしばしば。まるで時限爆弾のような関係性、これをどう乗り越えるかが鍵です。
この記事では、
- 嫁姑問題の裏にある姑の気持ち
- なぜ嫁姑問題は起こってしまうのか
に焦点をあてて筆者の義母に対する心の声と共に紹介していきます。
姑との関係に悩んでいるお嫁さんと共感し、少しでも心が軽くなるお手伝いができれば幸いです。
【嫁姑問題】姑の気持ち
姑が嫁に対して抱く感情は実に複雑です。「娘のように接したい」と思いながらも、「自分の領域に侵入してくる存在」として警戒してしまうことも。さらに、自分が築き上げた家庭の中で、新しい人間が自分流ではないやり方で物事を進めると、なんとも言えないもやもやする感じが。
嫁に対する姑の気持ち
1. 期待とプレッシャー
「あの子、ちゃんとやっていけるかしら?」 姑は、嫁が息子の妻として家庭をうまくやっていけるか心配しています。特に、結婚して間もない頃は、「息子しっかり支えてほしい」という期待を嫁に抱くことが多いです。この気持ちから、少し過干渉になりがちなこともあります。
家事や育児において自分と同じレベルの努力を求めがち、または嫁のやり方が心配で、ついつい口を出してしまうのですが、お嫁さんがその期待に報いることができないと、少し不満を感じることもあります。
心配と言えば聞こえがいいですが、干渉が過ぎると、嫁としてはプレッシャーになってしんどくなりますよね。
2. 共感と理解不足
「私が若いころはこうだったのよ」 自分の経験に基づいて、お嫁さんにアドバイスをしたいんだと思うのは自然なことです。「昔はこうだった」「私の時代はこうやって家を守ってきた」という思いから、つい自分のやり方を押し付けがちです。しかし、これは決して嫁を否定しているわけではなく、単に「自分の経験が役立つかもしれない」と思っているだけなのです。
姑が嫁に対して共感や理解を示したいと思っていても、自分の価値観や経験から抜け出せずに、うまくできないことがあります。特に、自分の時代とは異なるライフスタイルや育児方法に対しては、理解が追いつかないこともあります。
育児や情報はどんどん変わりゆくもの。
「昔が大変だったのはわかります。しかし、嫁が生きているのは「今」なのよ〜!
優しく教えてくれるのは嬉しいけど、押し付けにならないようにしてほしいです。
3. 自己肯定感や役割意識
「あの子にもっと頼ってほしい」 姑は「あなた(嫁)、私にもっと頼ってくれていいのよ」という気持ちを抱くことがあります。息子を守ってきた自負があるので、嫁とその経験を分かち合いたいのです。しかし、嫁が自立していると感じると、少し寂しさを覚えることもあります。
うん。助けてくれるの凄く助かるし、嬉しいです。そこまでだったら良好な関係が築ける気がします。
「私やってあげてるじゃない」「私のおかけでこうなってるのよ」など、上から来られると感謝の気持ちが素直に言えなくなります。すみません。
4. 嫉妬心や競争心
「息子を取られた気がする…」 「最近、私より嫁を優先することが増えた気がするわ…」という嫉妬や寂しさを感じることもあります。これまで一番の存在だった息子が、嫁を大切にするようになると、姑は少し孤立感を抱くことがあります。これは、息子への愛情が強いからこその感情ですが、この感情が、嫁との関係をギクシャクさせる原因になることも。
子育て中の身としては、確かに我が子が離れていく瞬間を想像すると少し寂しい気持ちはわかります。
だけど、ですよ!義母の「私のほうが息子のことわかってるのよ〜」アピールが始まると、厄介ですよね。
「そうですよね〜息子さん大好きですもんね〜」と流せるスキルが欲しいです!
5. 安心と信頼
「お嫁さん、ありがとうね」 姑は「息子を大切にしてくれてありがとう」という感謝の気持ちを持っています。表にはあまり出さないかもしれませんが、嫁が息子を支え、家庭を築いてくれていることに対して、心から感謝しているお姑さんもいます。
しかしながら、ありがとうの気持ちの伝え方と受け取り方が噛み合わなかった時、心の中に少しずつ負の種が溜まってしまうかもしれません。
例えば、お姑さんは「何?その態度?」お嫁さんは「頼んでないんだけど?」という風に良かれと思ってとありがた迷惑が混在していくとトラブルの種となるでしょう。
これらの気持ちは、時には矛盾して感じられることもあり、嫁姑関係が複雑化する原因となることがあります。
しかし、これらの感情を理解することで、嫁としても姑との関係をより良くするためのヒントが見えてくるかもしれません。
「あーいうときはこーいう気持ちだからこうしてみよう」という風に改善策が閃くといいですね。
嫁から姑になった後の気持ち
確かに、姑もかつては嫁の立場だったんですよね。でも、だからといって今の嫁の気持ちがわかるかって言うと、これがなかなか難しいんです。
なんでかっていうと、「昔の嫁」と「今の嫁」は、まるで別の生き物みたいなもの。
例えば、姑が嫁の立場だった頃は、「お姑さんの言うことは絶対!」なんて時代もあったわけです。だから、姑にとっては、今の嫁の自由さとか「自分のやり方」を大事にする姿勢がちょっと理解しにくいこともあるんです。
それに、人間の記憶って都合よくできてるもので、「あの頃は大変だったけど、私はちゃんとやり遂げたわ!」と、自分の過去を美化しがち。これが問題で、嫁の立場で感じていた不安やプレッシャーなんぞ、まるでなかったかのように思い込んでしまうんです。まるで、苦労はもう全部忘れて、「私は今でもスーパーママ」なんて錯覚しちゃってるかのように。
そして、母親としての立場に変わった今、息子を守ることが最優先になっちゃうんです。「息子のためならなんでもする!」という強い気持ちがあると、どうしても嫁の気持ちが二の次になってしまうことも。まるで、息子の幸福が自分の使命と化してしまうんですね。
だから、昔嫁だったのに、今の嫁の気持ちがよくわからないという状況になっちゃうんです。結局、どんなに経験があっても、時代が違うと感じることも違うし、記憶も曖昧になっちゃうんですね。
「私が姑にされて嫌だったことは絶対しない!お嫁さんが喜ぶことをしてあげる!」なんて思っていても、嫌なことも喜ぶことも人それぞれちがうのでそれが息子の嫁にも当てはまる保証はありません。
当てはまらなかった場合、その親切は姑の自己満足になります。そして「なんでこの嫁は私の優しさがわからないの!」と負のループが始まるのです。
勘違いした寄り添い方を改善しなければいつまでも、溝は深まるばかりです。
【嫁姑問題】姑の気持ちと嫁の気持ち
嫁姑問題に発展するきっかけは様々です。
姑が嫁に言ってはいけない言葉
選ぶ言葉によってもたらす影響は、大きな力があります。それがポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ、言葉ひとつで人間関係は大きく変わります。姑が何気なく言った一言が、嫁の心に深い傷を残すこともあるのです。
- 「私たちの頃はこうだったのに…」という言葉は特に注意が必要。過去のやり方を持ち出されると、嫁は自分が否定されたように感じてしまいます。
- 「こんなこともできないの?」という発言。これは嫁にとって屈辱的で、心の距離を一気に広げてしまいます。たとえ善意で言ったとしても、結果は悲惨なものになる可能性が高いです。
- 「息子や孫がかわいそう」まるで、全てお嫁さんが悪いんだと思わせるような言い方。愛あるゆえの言葉だとしても、お嫁さんに対しての愛情は感じられない一言ですよね。
- 「こっちの味付けにした方が良いよ」姑は、悪気なく言ってるかもしれませんが、嫁の味付けが気に入らないというふうに取ってしまいます。
嫁に嫌われる姑の悩みランキング
姑が嫁から嫌われる原因ランキングを作るとしたら、どんな項目が上位に来るでしょうか。
1位はやはり「干渉しすぎること」でしょう。意図せずとも、気付けば嫁のプライベートに土足で踏み込んでしまうことがあります。
2位は「古い価値観の押し付け」。自分が正しいと思っていることが、必ずしも今の時代に合うとは限りません。
3位は「夫(息子)を甘やかすこと」。嫁としては、夫がいつまでも母親に頼り切っている姿を見ると、ちょっと腹が立つものです。
自分の息子とは言え、「結婚したのだから関係ない」とまでは言いませんが、【息子の夫婦=姑は口出ししてもいい】の領域の履き違いには気をつけてほしいものです。
大切なのは、とにかく距離感ですよね。
【嫁姑問題】姑の気持ち。嫁が悪い?
姑としては、嫁の存在をどう受け入れるかが大きな課題ですが、息子が自分以外の女性を選んだという事実を受け入れることは、簡単ではないこともあるようです。
しかし、嫁は新しい家族の一員であり、共に生活するパートナーです。お互いに歩み寄り、尊重し合う姿勢で交流したいものです。
嫁が悪いの?姑の本音に迫る
姑が感じる「嫁が悪い」とは
姑が「嫁が悪い」と感じる場面は少なくありません。しかし、多くの場合、姑が感じる不満は、コミュニケーションの不足や誤解から生じています。嫁の行動や言葉を否定される前に、まずはその背景を理解してもらう努力も必要です。
嫁からみた姑の厳しい評価
一方で、嫁から見た姑の評価は「厳しい」「古い」「干渉しすぎ」といった言葉で表現されることが多いでしょう。嫁としては、自分のやり方を認めてほしい、自由にさせてほしいという気持ちが強いです。
しかし、姑がその期待に応えられず、逆に自分の価値観を押し付けてくると、嫁の不満は蓄積されていきます。これが結果的に、姑への厳しい評価へとつながるのです。これは本当に嫁だけ問題だと思いますか?
夫の立場から見た嫁姑のバランス
ここで、夫の立場も重要な役割を果たします。夫は、母親と妻の間で板挟みになることが多いですが、そのバランスをうまく取ることが関係改善の鍵となります。夫がどちらか一方に偏りすぎると、もう一方が不満を抱え、問題が深刻化する恐れがあります。夫は中立な立場で、両者の意見を尊重しながら調整役を果たすことが求められます。
夫が理解すべきことは、母親と嫁の立場の違いです。母親にとって息子は永遠の「小さな宝物」であり、嫁にとっては「人生のパートナー」です。
この違いを理解し、母親と嫁それぞれの気持ちに寄り添うことで、夫は調整役としての役割を果たすことができます。
嫁姑問題の実際の声と筆者の心の声
嫁姑問題は永遠なのでしょうか?私は娘1人に息子2人だから姑の立場だけど…孫は可愛いと思う。だけど、孫に会いたいという気持ちがなくて子育て終わったからこっちがひとりにさせてって感じなんです。というのも嫁姑問題にかなり苦しめられてきたから息子達には干渉しない方が良いと思って放置してます。
一見干渉されなくていいですが、「放置」を【何もしてくれない冷たい姑】と思ってしまうお嫁さんにとってはトラブルの原因かもしれません。
しかし、お姑さんの背景には、こんな想いがあるのかもしれないのでちゃんとお話してみるのも有りかもですね。
姑が苦手だし会うのも嫌とはっきり言う嫁ってどうでしょうか?自分の旦那の親に対して少しは思いやる気持ちがあってもいいのでは?こう思うのは旦那の立場だ からでしょうか?
嫌味や小言に耐えられないとの事。内容は子供はまだかや貯金しとけとか。
嫁に「嫌い」とまで言わせてしまう姑もいるのも事実です。悪気が無いから許される?それもありません。 旦那が「母は悪気が無いから気にしなくていい」と言うのは一番良くないことです。どんどん孤独にするだけです。
将来、自分に返ってくることが姑はわかってないんですよね。最終的に誰に世話になるか?ってことを。 だから、嫁も老後のお世話を嫌がるんですよ。 変に嫁より格上とか思ってる時点でおかしいです。 将来のことを考えたらどんな行動をすれば気持ちよく老後を過ごせるか、、、考えてほしい。
義母の好きにやるぞー嫌な事も受け入れろーなどと、散々いびられた後に赤の他人のお世話って何でしなきゃいけないの?って感じてしまいます。それってあたりまえの流れじゃないですよ。
筆者の体験談【嫌いで上等!】
筆者は絶賛嫁姑問題にぶち当たり中です(^^)同居が始まる前、義母は筆者に言いました。
「私はね、主人の母から散々口出しされて嫌だったの。掃除がどうとか、料理がどうとか、育児に対しても色々ガミガミ言われて嫌だったの。だからね、お嫁さんにはそんなことしないって思ったわ。だから安心して大丈夫よ。」
そして、同居してから現在までに発見された義母の特徴がこちら
- できれば1日中寝ていたいし寝てるけど、寝ていると思われたくないらしく「私は寝てないよ」と急に義父に言い出す。
- 孫の面倒を見たくない、遊ぶのも嫌。だけど気に入られたい。
- なんでもかんでも口出ししたい。だけど、責任を負いたくないから喋るだけ喋ったら人任せ。
- せっかちですぐ怒る。舌打ちが得意。
- 人の情報なんでもかんでも近所に言いふらす。
やばい、悪いとこしか出てこない。いいとこが言えないくらいの関係です。そして、最初に言っていた言葉の影がどこにもありません!最悪ですね。でも、もう別にこれでいいと思っています。
はじめの頃は「旦那さんのお義母さん好きにならなきゃ」「嫌なことあってもこんな風に思っちゃ駄目だ」など、嫁なら〜すべき呪縛にかかってしまっていて、より一層自分に重荷を課しているところがありました。
しかし、人間だもの。合わない人とは合わなくていいじゃない。旦那の義母だろうと、しんどいことはしんどいし無理に好きにならなくてもいい。
散々、この記事で姑の気持ちを書いていましたが、筆者は知ったこっちゃねえと思っています。笑
お義母さんのやりたいようにやってもらいましょう。悪く思いたきゃ悪く思ってもらいましょう。お互いもっと楽に好きな空間作って過ごしましょうよ。
合わないから、お付き合いは必要最低限でいい。
そう思うことにより、肩の荷がおりて楽になりました。
最後に
嫁姑っていう問題は、本当に面倒くさくて、どうにも解決が難しいと感じることが多いんですよね。
でも、正しい方法を取れば、少しずつでも改善していける可能性はあります。お互いの立場や気持ちを理解して、じっくり話し合うことが何より大切です。そして、夫もただの見物人じゃなくて、しっかり関わって問題解決に取り組むことが求められます。
最終的には、家族みんなが笑顔で過ごせる関係を築くことが目標ですね。
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