【二世帯住宅】完全分離の嫁の気持ち!自分の家なのに他人の家と思ってしまう嫁の立場というつらさ。

同居+ストレス
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二世帯住宅の完全分離型で、プライバシーが守られているから大丈夫!

と旦那さんや親世帯は思うかもしれませんが、義両親と住むとなると、様々な不安はあります。義両親との同居、それは多くの女性が抱える悩みの一つです。

特に子育て中の主婦にとっては、生活リズムの違いや価値観の違いに頭を悩ませることも多いことでしょう。

この記事では、

完全分離型の二世帯住宅に夫側の両親と一緒に住む嫁の気持ち、嫁の立場

に焦点を当てて解説していきます。

この記事を読むことで、義両親との完全分離型二世帯住宅での生活における嫁の気持ちを少しでも理解するきっかけになれれば幸いです。

二世帯住宅の完全分離での嫁の気持ち…義両親と住むということ

夫にとっては血の繋がった親かもしれませんが、嫁にとっては生きてきた時代も価値観も違う赤の他人です。そんな義両親と同じ敷地内で毎日生活をするとなると、気苦労が絶えません。自分の家にいるはずなのに、どこか他人の家という感覚が拭えない方もいるようです。

人それぞれ気になるポイントは違いますが、ストレスの原因・嫁の気持ちの紹介をします。

プライバシーの侵害

完全分離型でも、音やにおい、あるいは緊急時の立ち入りなど、プライバシーが侵害される可能性があります。

アイコ
アイコ

回数にすると、そんな頻繁でなくても、何度か急に来られた経験があると、いつ来るかわからないので落ち着けません。

生活リズムの違い

食事の時間、睡眠時間など、それぞれの家族の生活リズムが異なることで、ストレスを感じる場合があります。

子育てへの干渉

孫の育て方や教育方針の違いから、親世代との間で意見の食い違いが生じることがあります。

アイコ
アイコ

子供だけでも行き来できる環境なので、子供が親世帯に入り浸ることが多くなると不安になります。

介護への不安

将来的に親世代の介護が必要になった場合、その負担や役割分担について不安を抱くことがあります。

独立性のなさ

物理的に分かれていても、心理的には完全に独立できていないと感じることがあります。

アイコ
アイコ

筆者の友人Aさんは、洗濯物の干し方でさえチクチク言われて嫌なので、外干しはやめたそうです。すぐ見える距離なので、目に入っちゃうんですね。

コミュニケーション不足

それぞれの家族が自分の世界に閉じこもりがちになり、コミュニケーション不足がストレスに繋がることもあります。

孤独を感じる

完全分離はされているものの、隣に義両親がいると思うと、実の親や人を呼びにくいと感じる人もいます。それによって孤独感を感じやすくなります。

これらの原因は、人や家族によって異なります。もし、具体的にどのようなことでストレスを感じているのか明確にわかれば、お嫁さんにふさわしい対処法が見つかるかもしれません。

二世帯住宅完全分離での嫁の立場

二世帯住宅の完全分離型に住む嫁の立場は、プライバシーが保たれ自立した生活を送れる一方で、コミュニケーションや協力が求められるという、複雑な側面を持っています。二世帯住宅ならではの距離感の取り方に苦戦しているようです。

二世帯なんてモノは奥さんにとっては同居と同じで、完全だろうが不完全だろうが大した違いなんてないんです。義両親と同じ屋根の下暮らさなきゃならない奥さんのストレスは凄いでしょう。裏ではとても気を遣って頑張っています。

それをわかってくれる環境がない…どこに吐き出していいものか分からず、悶々とする日々もあるでしょう。ネットなどで調べてみると、同じような立場の方も知ることができます。しかし、現実近くにいる人親しい人の中で同じ立場の方と出会うのは難しいです。そのような中で「二世帯住宅の完全分離なら全部別々だから気を使わなくていいじゃん」なんてあっさり言われてしまうと、どんどん溜め込んでしまうことにもなりかねません。

すぐ隣にいることで、予定やルーティンをいつのまにか把握されて「今日はどこどこ行く日よね〜」なんて言われたり、「洗濯物干しっぱになってたから入れといたわ〜」なんてことなどを毎日言われる。ただのお隣さんではないところの領域によって、

自分の家なのにどこか他人の家感が拭えないのです。

これでは、心が落ち着ける場所がないかもしれませんね。

嫁としての立場とストレスの関係

「嫁」としての立場は、やはり家庭内でのバランスを取る上で、非常に微妙な位置にあります。特に義両親と同じ敷地内で生活する場合、たとえ玄関が別で、生活空間が完全に分離されていたとしても、その存在感やプレッシャーは感じざるを得ません。

例えば、「今日は義母に会わなかったけど、ちゃんと挨拶しておくべきだったかな?」とか、「義父に聞かれたらどうしよう?」という小さな心配事が積み重なると、大きなストレスになりがちです。

完全分離型であっても、同じ敷地に住んでいるという事実は、心理的な負担を増幅させることがあります。

例えば、生活音が聞こえたり、義両親の生活リズムがなんとなく気になったりすることがあります。特に、静かな夜に聞こえる物音や、たまに覗かれる庭など、些細なことでも「見られている」と感じることがストレスを引き起こす原因になるのです。

姑との距離感は、嫁にとっては特にセンシティブな問題です。完全分離型とはいえ、隣に住んでいることは変わりありません。そのため、「今日はどれくらいの頻度で顔を合わせるべきか?」や「どんな話題を振るべきか?」など、常に考えてしまうことがあります。

距離感を保つことは、嫁にとって非常に重要な要素ですが、それが過度に意識されると、逆にストレスの原因になることもあるのです。

二世帯住宅完全分離の嫁の気持ちに対して【夫ができること】

  • 話を聞く 話を聞くだけでも大丈夫です。反論はいりません。お嫁さんに寄り添ってください。
  • コミュニケーションを密にする 定期的に家族会議を開いたり、お互いの気持ちを素直に伝えたりすることが大切です。そこで明確なルール作りをして共用部分の利用ルールや、緊急時の連絡体制など、あらかじめルールを決めておくことで、トラブルを防ぐことができます。
  • お互いの価値観を尊重する 異なる価値観を認め合い、お互いの意見に耳を傾けることが大切です。
  • 奥さんの時間を大切にする 趣味や友人との交流など、自分だけの時間を確保する機会をつくってください。

お嫁さんが他人の家に嫁いだ訳ですから、旦那さんが味方をしてくれなかったら、どんどん孤独になってしまいます。はなから突き放すのではなく、しっかり向き合う時間を旦那さんには作ってほしいと思います。

2人だけが共有するルール

義両親に何でもかんでも言えればいいけどそうはいかない…逃げ場を見失いどうしょうもなくなることもあるでしょう。そんなときのために!

お嫁さんの為の御守ルールをつくりましょう!例えば、

  • 好きな時に実家に帰ってもok!文句言わない。
  • 義両親との間で問題があった時は嫁の味方をする
  • 「仕事で疲れてるから」を言い訳にして放置しない
  • 嫁が伝えにくいことは変わりにしっかり伝える

など、いざとなった時のための掟をつくっておくのも一つの手です。

二世帯住宅で嫁が来ない!と嘆く義母の話

義母
義母

二世帯住宅で息子夫婦と同居していますが、息子夫婦が自ら訪れることはほとんどなく、孫にもほとんど会えません。

特にお嫁さんは月に一度見るかどうかで、私が誘わないと来ません。孫の面倒を見ようとしても断られます。

生活空間が別だと、これが普通なのでしょうか?この状況が異常なのかどうか悩んでいます。

お嫁さんがあまり親世帯に来ないことを「これが普通?」と疑問に思うのは、自分の価値観に基づいているからです。夫婦は最も近しい他人であり、その親であればもっと距離がある他人です。

お嫁さんにとって「同居を受け入れた」ということがすでに最大限の歩み寄りかもしれません。そのため、これ以上の関わりを持たないことが彼女にとっての「普通」なのかもしれません。

また、息子さんが祖父母との関わりをもっと必要だと思っているなら、自然と子供を連れてくるはずです。そうでないなら、夫婦の意見が一致していると考えるべきです。

自分の「普通」が相手にとっても普通とは限らないので、自分の価値観だけで物事を判断しない方が良い。広い視野で物事を見れば、新たな見方が見えてくることもあるのです。

このように義母が普通という定義に柔軟性を持ってくれないとお嫁さんが寄り添おうとしても難しいですよね。

結果、「価値観が合わなくて辛いから、顔を合わせないで距離を置くことが最善」となってしまうのです。

二世帯住宅完全分離嫁の気持ち!【体験談】

嫁の気持ちは無視ですか?

私は二世帯住宅で夫の両親と同居する長男の嫁です。

最近、義理の妹が妊娠しましたが、彼女が実家に帰省しても、私たちに挨拶がないことにモヤモヤしています。

里帰り出産の予定があり、今回もまた何も言わずに1階で生活を始めるのではないかと感じています。完全分離型の家なので生活は別ですが、嫁に出たなら挨拶くらいするべきでは、と考えてしまいます。

さらに姑は、私には「実家に帰りすぎ」「出かけるときは言っていけ」と文句をつけるのに、義理妹夫婦が泊まりに来ていることは隠すなど、娘には甘い態度を取ります。

夫は「義理妹の妊娠を考慮している」と言いますが、不公平に感じてしまいます。

今後、義理妹が出産すれば、姑がうちの子供と義理妹の子供を差別するのではないかと心配です。

自分は年に数回しか帰省できないのに、頻繁に実家に来る義理妹を羨ましく思い、どう接していけばよいか悩んでいます。

アイコ
アイコ

それはモヤモヤしますよね。

義理妹さんが挨拶もせずに実家で過ごすのに、お嫁さんにはいろいろ報告を求められるのは、不公平に感じて当然です。

でも、お姑さんも娘に甘くなるのはよくある話。そんな時こそ距離感を保ちつつ、無理に気にせず、自分のペースで過ごす。

ストレスをためないためにも、少し距離を置いたり、自分の家族に集中して過ごす時間を大切にしたいですね。

そして、文句を言われても「娘さんと同じように実母に甘えたいんです。いってきま〜す。」と堂々と行っていいと思うんですよね。

筆者の体験談

筆者は、寝室以外全て共有の完全同居です。

同居したての頃は、本っっっっっ当にプライバシーの侵害だらけでした。生まれたばかりの孫に会いたいばっかりで、寝てようが授乳してようがノックもなしに入ってくる。(寝てる時にノックされるのもストレスですが。)せっかく良い子にしてたのに、孫が泣き出すと「眠いのかしら〜」と言って帰っていく。(面倒見る気はない。)

とまあ、言い出したらきりがないくらい精神的につらい日々を過ごし、胃の痛みが治まらない毎日が続きました。

このままじゃいけないと思い、主人に話をして、少しずつ義父母にも気持ちを伝える努力(夫に仲介役になってもらったり、手紙を書いたり)をしました。

そのおかげで、自分の想いを伝えてスッキリしたのと、当初よりはわかってもらえることが増えることにより、ストレスが軽減されました。

最後に

完全分離型二世帯住宅は、プライバシーを確保しながらも、家族の絆を深めることができる素晴らしい住まい方です。

しかし、お嫁さんにとって義両親と隣同士で生活するということは、ストレスにもなり得ます。

完全分離だから大丈夫!と軽く考えず、お嫁さんの気持ちに寄り添う時間も必要です。

より良い同居の形を見つけて楽しく過ごされますように。

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