「妊娠」をきっかけに親世帯と同居を始める方もいらっしゃるでしょう。
義両親との同居に初めての妊娠、子育て…うまくいくか不安になります。
そんな中、親世帯の時代のものさしで口出しされてつらい毎日。
自分のペースで子育てできないイライラをこどもに当たり散らしてしまったり、あなたの心が壊れてしまっては大変です!
この記事では、
義両親と同居で子育てをする「つらい」を軽減する方法
同居育児をポジティブに捉える視点
義両親と完全同居の育児で苦労した筆者の体験談
を紹介します。
自分がどうしていきたいかを明確にし、伝える準備をして、よりよい同居育児になるように行動していけたら幸いです。
義両親と同居の子育てでつらいことと対策
口出しされ過ぎて困惑
同居の子育てでつらいことの常連でしょう!特に義母からの
- 「私の時は…(マウント)」
- 「こんなんじゃ駄目でしょ(モラハラ)」
- 「ママよりおばあちゃんの方が良いみたい(謎の自信)」
このような口出しに嫌気がさしてる方は多いんではないでしょうか。
対策☟☟☟
もう親世代の時とは時代が違います。
子育てに関する情報が昔と変わっている今、「そうなんですね〜大変でしたね〜今の時代はこうなったら良くないのでこうするらしいですよ〜心配なので気をつけたいですね」など、堂々と言ってしまいましょう!
なんもかんも受け入れていたら、義父母の思う壺です。
子どものためにも違うことは違うと優しく堂々と伝えたらいいんです。
筆者は、「おすすめの本らしいです〜。子育てって大変ですね。良かったら一緒に読みましょ♪」と最新の育児本(親世代がやってはいけないこともしっかり書いてある)を渡したことがあります。
タイミングが悪い
今まさに寝かしつけが完了したぞ!今から私の時間だぞ!
という時にガラッと音を立てて「〇〇ちゃーん」と入ってきたり、授乳している時にデリカシーもなく義父が入ってくる。
本当に空気が読めなくてうんざりです。
対策☟☟☟
「お取り込み中」や「お昼寝中」など、看板や札を作って部屋に入る前にわかりやすく置いちゃいましょう!いちいち伝える手間も省けます。言ってわからないなら文字にして伝えるしかないでしょう。
助けてくれない
元気ハツラツで健康的な義両親で、同じ家で生活して暮らしてるにも関わらず子育てに一切協力してくれない。
せっかく同居しているのだから緊急事態の時くらいは助けて頂きたいものです。
対策☟☟☟
「こういう時はどういう風に協力していただけたら助かります」という様に具体的な例をあげてお願いしたらいいかもしれません。
どんな風にどこまで関わっていいのか分からなくて困っている義父母もいるようです。
自分で子育てをしたい
同居=子育てに協力してほしいという訳ではない方もいます。
なんでもかんでも義父母の思い通りにこどもが成長していくのは違う気がして、嫌な気持ちや不安になる方もいるでしょう。
対策☟☟☟
同居する前から、子育てについてどうしていきたいのか希望を伝えておく。
親世帯の考えも聞かせてもらって折り合いをつけておく。
先に言いやすい環境をつくっておいて、生活が始まってから「ん?」と疑問に思うことは、都度、伝えていく。
義両親が主体となって育てていく訳でないのだから、あなたの気持ちを理解してもらっておくべきです。
ありがた迷惑
趣味の合わない洋服を買ってくる。子どもが食べれないものを渡される。食事前におやつをあげる。
対策☟☟☟
1つ目…例えいらないものでも「ありがとうございます」と言ってもらう。(感謝を作業化する)
2つ目…たまに会う義両親だったら、1つ目の方法でもいいとは思いますが、同居子育てになると毎日になるかもしれません。不要なものは、感謝の気持ちを伝えつつ、ハッキリ断りましょう。孫の事をしっかり知ってもらうのは悪いことではありません。
いらないものをもらったら「ありがとうございます。これもいいですね。でも最近はこっちのこういうのがお気に入りみたいです」と言ってみる、もらう前に会話の中で子どもの好きな物をアピールをしておくのがおすすめです。
食事前におやつをあげられそうになったら、「ごはんを食べる前なのでおやつの時間になったらおじいちゃんおばあちゃんのところに連れていきますね♪」などと言ってみましょう。
対策しても駄目な時は…
結論から言うと、同居解消した方がいいと思います。同居をするからには、あなたも全ての意見を押し通したい訳では無いですよね。こちらが寄り添って話し合いたいと思っても、義父母が全く寄り添う気がないのなら正直難しいです。
何も解決しないまま、あなたもストレスが溜まり、イライラしながら子育てをすることにより、子どもに悪影響を与えかねません。夫に相談して、子育てしやすい環境を考えましょう。
義両親との同居子育てをポジティブに考えよう!
同居って聞くだけで拒否反応が出る方多いと思いますが、同居の環境を子育てに上手く利用すれば、最高な価値も見出だせるのです。
生活習慣・リズムが整う
昨今、こどもの生活リズムが脳に与える影響などが問題視されている中で、同居は素敵な環境だと思います。
穏やかで優しい刺激や睡眠・食事などの生活リズムをつけていくことは、体の基本的な働きや感情の働きに関係する神経が活発に伸びて、安定した脳をつくることに対して有効です。安定した脳の発達が安定した心の発達につながると言われています。
義父母の生活習慣に触れる、関わることで、食事のマナーや整理整頓など、基本的な生活習慣を自然と身につけることができます。
慣れてくると、共同生活によって1日のスケジュールがまとまってくるので、自然と食事時間や寝る時間などができあがりました。おかげで、子供たちは元気で健康的です。
義父母に何か言われて違うなと思っても、ニコッと笑って「そうですね〜」「これがいいらしいですよ〜」と程よくスルーする術を身に着けましょう。
「〜すべき」「〜しないと駄目」という意識ではなく、「いつのまにか身についていく」と子供を怒る事も減っていきます。
長期的に考えてみると、ああしてて良かったと思える事に出会えるかもしれません。
金銭面
同居の形態や居住スタイルにもよりますが、例えば水道や光熱費の支払いを同じにすれば、それぞれの基本使用料のお支払いがひとつでまかなえます。
それ以外にも、インターネットの回線や有料動画サービスなど、同居することで一緒に使用できるものやサービスは色々あります。上手くサービスを使えば一世帯で考えるよりお得です。
少しでも子どもの将来の為のお金が増やせるかもしれません。習い事にもまわせるかも!
様々な視点で子育てできる
人はそれぞれに多様な価値観を持っているのですが、おじいちゃんおばあちゃんと同居している子どもは、お父さんとお母さんの価値観に加えて祖父母の価値観に触れることができます。少なからず良い影響があるでしょう。
幼い頃から自然と色々な考えの人がいると知れる良い機会です。様々な年齢の人々と触れ合うことで、社会性やコミュニケーション能力が養われ、人との繋がりを大切にする心を育むことができます。
筆者の子は、大人の無言の空気を見て育ったせいか、行間を読むのが得意です。こちらが最後まで言い終える前に、「こういうことでしょ?」と理解してくれる事が幼稚園児の頃から多々あります。
それが、かわいそうととる方もいらっしゃるかもしれませんが、日頃から子どもとコミュニケーションが取れていれば、様々な取捨選択を子どもの中で自然とできていくでしょう。
帰省しなくてもいい
帰省をしなくていいということは、同居のいいところのひとつ。
義父母と離れて暮らしていると、長期休暇を使って何日か泊まるような帰省をするということもあることでしょう。たまにしか顔を合わせない間柄だと、帰省のたびに気を遣ってしまい、疲れるという話もよく聞きます。
しかし、同居していると、定期的な顔見せは必要ないので、その分の旅費が浮いて、長期休暇は好きな所にお出かけしやすいです。
子どもにとってのメリットをもたらす可能性
- 愛情豊かな環境: 義父母から愛情を注がれ、温かい家庭環境で育つことで、心の安定や自己肯定感が育まれる可能性があります。
- 歴史や文化を学ぶ機会: 義両親から直接、歴史や文化の話しを聞いたり、昔の遊びを教わったりするなど、教科書では学べない貴重な体験をすることができます。
- 緊急時のサポート: 病気やケガをした時など、すぐに駆けつけてくれる人がいる安心感から、子どもは安心して成長することができます。
義両親同居と子育てを続けるしかない場合は…
とにかく、メリットをたくさんイメージしましょう!同居育児には、上にあげたような良いこともあります。同居という大人の社会に早く参加することにより、協調性が身につくと思います。
頑張っているママの背中を見て、他の子にはない可能性を見つけることができるかもしれません。相手を変えることは難しくても、自分を変えてみましょう。
家の中で行き詰まったら、お散歩にでも出かけて無の時間を作るのもいいと思います。相手の事は諦めても、自分のこれからは諦めないでくださいね!
筆者の体験談【義両親と完全同居の子育て】
筆者の義母は自分では動かないけど、指示を出す、いわゆる現場監督タイプ。
私がはじめての子育てで四苦八苦しているのを見て、「あぁ~あ」「やれやれ」とため息ばかり。しまいには、赤ん坊が泣くだけで「うるさい」と怒り出す義母。
赤ちゃんは泣くのが仕事だぞ!と思いながらも、義母の前では絶対に泣かせまいと変な意地みたいになって必死な日々でした。
しかし、赤ちゃんはどうしても泣くもの…なのに、「泣かないでよ!」と気づけば赤ちゃんにあたってしまっていた私でした。
赤ちゃんは悪くないのに…罪悪感の日々と義母から何か言われたくないという葛藤で私の心は壊れかけていたと思います。
だけど、ある日気づきます。
私は義母のためだけに、生きているんではない!新しい命と楽しい未来を想像してここにきたんだ!と思い、義母に手紙を書きました。
「私の想い」「義母の言動で母子ともに傷付いていること」書きました。
義母は「ごめんね」と泣いて謝り、そこから少しだけ変わってくれています。
最後に
妊娠出産とホルモンバランスの変化も激しい中で、生活環境も違う、価値観も合わない他人と子育てをしていくのは本当に大変だと思います。
義父母のこと無理に好きにならなくても大丈夫です。いい嫁にならなくても大丈夫です。
うまくいかなくても、自分を責めないでください。むしろ、自分を褒めてあげてください。
もし、義父母にひどいことを言われても、自分が子どものことを思って頑張っている子育てに自信を持っていきましょう。
大事なのは、あなたがどういう子育てをしたいのか伝えれることだと思います。
あなたの心が少しでも晴れますように。
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