【自分の親と同居】もストレスがやばい!あの優しかった実母はもういない

同居+ストレス

日本社会において、子育てを取り巻く環境は複雑化しています。共働きが一般的となり、子育てにおけるサポートが必要不可欠になる中、実の親との同居を選択する家庭も少なくありません。

しかし、自分の親との同居が本当にストレスフリーな選択肢なのでしょうか?

この記事では、

自分の親と同居でもストレスはあるということ

実体験から見る自分の親との同居成功例と失敗例

について紹介します。

自分の親と同居もストレスは0にはならない

自分の親と同居でもストレスはある

旦那さんの両親に比べたら、自分の親なら何でも言い合えるし、うまくいくんじゃないの?って思っている方もいるかも知れません。

しかし、実際のところは実の親だからこそ遠慮がなく、言い過ぎて上手くいかず、気持ちがすれ違うこともあるでしょう。自分の親との同居だからといって、必ずしもストレスがないとは言い切れないのです。

特に、離れて暮らす期間が長くなったり、親が高齢になってからの同居だと思うようにはいかない場合があります。価値観や生活習慣は年齡や環境とともに変わっていきます。あなたが育ってきた環境、育ててくれた親とは違うかもしれません。

家を出てから何年も離れて暮らしていると、自分を育ててくれた自分の親とはいえど、歳を重ねて別人のようになっていることもあるようです。あなたも母になり価値観が変わり、実母もおばあちゃんになり価値観が変わり…思ってたのと違う…なんてこともあり得るのです。

あの優しかった実母はどこ?ってなるほど変わってしまうこともあるかもししれません。

さらに、子育て(孫)が加わると、また違ったそれぞれの想いがすれ違い新たなストレスが生まれるかもしれません。

「やっぱり自分の親とならうまくいく」と言っている方達は実の親とは言え、ある程度の距離感を自然とお互いに保てている例が多いでしょう。

実母との同居生活のリアル

義両親との同居生活に疲れて、「自分の親と同居だったらもっと気楽なんじゃないか」と考える方も多いのではないでしょうか。

特に子育て中の主婦にとって、頼りになる実母との生活は、サポートもあり、理解もあり、もっと楽になるはず…と感じるかもしれません。

しかし、実母との同居が実際にストレスフリーかというと、現実はそう簡単ではありません。

実母との同居=自由?そんなにうまくいくものではない!

「実母だからこそ、気を使わなくていい」と考えがちですが、逆に親しい間柄だからこそ、意外なところで摩擦が生まれがちです。

実母との関係は遠慮が少ない分、思ったことを率直に言える利点もありますが、それが同時にストレスの原因になることもあります。

例えば、育児に対する意見が違った場合、義母との対立とは異なり、実母だと言い過ぎてしまうことや、感情的にぶつかることが多いです。

また、「あれもこれもやってくれるだろう」という期待が高まることで、実母に頼りすぎてしまい、その結果、感謝を忘れたり、反対にプレッシャーを与えたりするケースも珍しくありません。実母がどれだけ協力的でも、親子だからこそ限界があるのです。

生活リズムの違いが大きなストレスに

親しいからこそ気にならないと思いがちな生活リズムの違いも、同居が長引くとストレスの元になります。

たとえば、朝型の実母と夜型の自分というケースや、育児の細かい方針が食い違うと、些細な日常が衝突の原因になってしまいます。

また、家事のやり方に関しても、「母親がこうだから、自分もこの方法でやらなければいけない」と感じてしまう場面が出てきます。

義両親との同居では「自分の家庭のルール」として家事のやり方を強調できますが、実母との場合、一歩譲ってしまうことが増えがちです。

結果的に、自分らしさが失われてストレスを感じるようになることもあります。

実母との同居がもたらす意外な孤独感

もうひとつ見逃せないのが、実母と同居していても孤独感を感じることがあるという点です。親子だからこそ遠慮がない一方で、相手に期待しすぎたり、意見を強く押し付けられたりすると、自分の気持ちが置き去りにされているように感じることがあります。

また、あまりに家事や育児を手伝ってもらえると、「自分の力でやっている」という達成感を得られず、自信を喪失することもあるのです。

この孤独感は、思わぬ形で心の負担となり、結果的に同居生活全体をネガティブに捉えるようになってしまう可能性もあります。

親子だからこそ、言葉にせずとも通じ合う部分がある反面、その逆も然り。気持ちが通じない時のフラストレーションは、時に義両親以上に大きなストレスとなることがあります。

実母との同居は万能ではない

結論として、「自分の親との同居ならばストレスがなくなる」という考え方は、必ずしも正解ではありません。

親しさがストレスを軽減する一方で、遠慮がないからこその摩擦も生じやすいのです。

実母との同居は、確かにサポート面では心強いかもしれませんが、生活リズムや価値観の違い、期待と現実のギャップから新たなストレスが生まれる可能性も大いにあるのです。

もし実母との同居を考えるならば、お互いの距離感や期待値をしっかり話し合うことが不可欠です。親だからこそ、遠慮と感謝のバランスを大切にし、心地よい同居生活を築いていくことが鍵になります。

実の親との同居を検討する理由として、最も大きいのは子育てに対するサポートの期待でしょう。特に、小さな子どもを抱える親にとって、実の親の存在は頼もしいものです。

育児の経験が豊富で、気心の知れた人と過ごせることは、心の支えになります。一方で、同居には必ずしも楽な面ばかりではなく、さまざまな摩擦やストレスが生じることもあります。

自分の親との同居がもたらす安心感とその理由

実の親との同居がもたらす最大のメリットは、心理的な安心感です。自分を育ててくれた親と一緒に暮らすことで、家事や育児において心強いサポートを受けられます。また、価値観や生活習慣が共通しているため、意思疎通がスムーズであり、意見の食い違いも少ないと感じるかもしれません。

たとえば、朝の忙しい時間帯に実の親が子どもを幼稚園まで送ってくれるといった具体的なサポートは、時間的な余裕を生み出します。これにより、仕事や家事に集中できる時間が増え、全体的な生活の質が向上することが期待できます。

自分の親と同居のストレスの現実

しかし、実の親との同居がストレスフリーであるとは限りません。

特に注意が必要なのは、境界線の曖昧さからくる摩擦です。親子関係であっても、大人としての距離感を保つことが難しい場合があります。

例えば、子育てにおける方針や家庭内のルールに対して、意見の違いが生じることは少なくありません。ある母親は、実の母親との同居中、育児の方針で対立することが多く、次第にストレスが溜まっていったと語ります。

私は子どもに自主性を持たせたかったのですが、母はもっと厳しく育てるべきだと考えていました。その結果、日常の些細なことで衝突が絶えませんでした。」

このような経験は決して珍しいものではなく、実の親との同居には独特のチャレンジが伴います。

アイコ
アイコ

会話の中で感じるストレスも、同居生活における大きな悩みの一つです。実母との距離が近いからこそ、無意識のうちにお互いが言葉に対して敏感になることがあります。親子であるがゆえに、普段は気にしないような小さな一言が、実母からの言葉だと重く受け止められることもあります。まず自分がどのような言葉にストレスを感じるかを把握し、冷静に実母に伝えることが重要です。

義母との同居のストレスについてまとめた記事です。

自分の親と同居ストレス体験談:成功例と挫折例

ここでは、実際の体験談をいくつかご紹介します。

(成功例)①事前の話し合いをして

40代の主婦Fさんは、二人の小さな子どもを抱え、仕事と家事に追われる日々を送っていました。実の母親と同居を始めたことで、家事の負担が軽減され、子どもの面倒を見てもらえる時間が増えたことで、自分自身の時間も確保できるようになりました。「母との同居は、私たち家族にとって最高の選択でした」とFさんは語ります。「もちろん、衝突もありましたが、事前にしっかりと話し合うことで、お互いに納得できる形に持っていくことができました。」

(成功例)②同居前にルール決め

40代の主婦、Sさんは、共働きの夫と小学校低学年の二人の子どもと暮らしています。育児と仕事の両立に苦労していたSさんは、実家の近くに転居していたものの、仕事の忙しさから実の両親に頼ることが増えました。そこで、「いっそのこと同居した方が効率的ではないか」と考え、実の両親に同居を提案しました。Sさんの両親も「孫たちともっと過ごしたい」と前向きに捉え、二世帯住宅を建てることになりました。同居前に家族で何度も話し合い、次のようなルールを決めました。

生活空間の明確な分離

二世帯住宅にすることで、Sさん一家と両親のプライベートスペースを確保。それぞれの世帯にリビングやキッチンがあり、生活リズムに合わせた時間を過ごすことができるようになりました。

定期的な家族会議の実施

週に一度、家族全員が集まり、問題や要望を話し合う時間を設けました。これにより、ちょっとした不満や誤解が蓄積する前に解消できるようになり、家族間の信頼関係が強化されました。

育児の方針の一致

Sさんと両親は、育児方針について事前にしっかりと話し合いました。お互いの意見を尊重しつつも、子どもたちが混乱しないように、基本的にはSさん夫妻の方針を優先することを両親が了承しました。このような準備が功を奏し、Sさんは「家族全員が協力し合い、ストレスが最小限に抑えられました」と語ります。特に、両親のサポートによって、Sさんは仕事にも専念でき、子どもたちも祖父母と過ごす時間を楽しんでいるそうです。

(挫折例)①義父の過干渉

30代の主婦Kさんのケースでは、同居がうまくいかなかった例もあります。

Kさんは実の父親と同居を始めましたが、父親の過干渉が原因でストレスが溜まり、最終的に別居を選択しました。「父は良かれと思って色々と手を出してくれましたが、私にとっては過干渉でしかありませんでした。プライバシーのない生活が辛くなり、最終的には別々に暮らすことにしました。」とKさんは振り返ります。

(挫折例)②育児方針の違い、気持ちのすれ違い

30代の主婦、Tさんのケースでは、同居が期待通りにはいきませんでした。

Tさんは、夫と二人の幼い子どもたちと暮らしていましたが、夫が単身赴任になり、育児の負担が増加したため、実の母親との同居を決意しました。当初は母親が子どもたちの面倒を見てくれることで、Tさんは安心して仕事に戻れると期待していました。しかし、同居が始まるとすぐに問題が表面化しました。

育児方針の対立

Tさんは「子どもたちには自由に遊ばせ、自分のペースで成長してほしい」という育児方針を持っていましたが、母親は「厳しくしつけるべきだ」と考えていました。例えば、子どもが家で走り回ることをTさんは許容していましたが、母親は「外で遊ぶべきだ」と叱ることが多く、子どもたちは混乱し、ストレスを感じるようになりました。

過干渉とプライバシーの欠如

母親は善意でTさんを助けようと、日常的にTさんの家事や子育てに介入しました。しかし、Tさんにとってはそれが「自分のやり方」を尊重されていないと感じる原因となり、次第に母親に対して不満が募りました。たとえば、Tさんが準備していた食事を母親が勝手にアレンジしたり、子どもたちへの躾に口を出すことが頻繁に起こり、結果的に家庭内の雰囲気が悪化しました。

コミュニケーション不足

Tさんは母親との摩擦が増えるにつれ、話し合うことを避けるようになりました。「母との関係を壊したくない」と思う一方で、どうしても母親のやり方に納得できない部分があり、気持ちがすれ違っていったのです。その結果、双方の不満が積み重なり、最終的には同居を解消することになりました。このように、Tさんのケースでは、事前の話し合いやルール作りが不十分だったことが原因で、同居がうまくいかなかったと言えます。Tさんは「もっと早く母としっかり話し合うべきだった」と振り返り、同居においては互いの立場や考えを尊重することが不可欠であると痛感しています。

このように、同じ「実の親との同居」でも、結果は家庭によって異なります。成功するケースもあれば、挫折するケースもあるという現実を踏まえ、自分たちにとって最適な選択をすることが大切です。成功するかどうかは、事前の準備とお互いの理解にかかっているのです。

義両親と同居する前に話し合っておいた方がいいことについてまとめた記事です。

自分の親と同居を成功させるためのポイント

実の親との同居を成功させるためには、いくつかのポイントがあります。

コミュニケーションの重要性を理解し、積極的に意見交換を行うことが重要です。お互いの期待や希望を明確にし、トラブルが発生する前に話し合うことで、問題の芽を事前に摘むことができます。

さらに、役割分担とプライバシーの確保も鍵となります。同居しているからといって、すべてを共有する必要はありません。例えば、家事の分担を明確にし、それぞれがプライベートな時間を確保できるようなルールを設けることで、お互いのストレスを軽減することができます。実際、成功している事例の多くは、このようなコミュニケーションとルール作りがしっかりしている家庭です。

アイコ
アイコ

ある家庭では、週に一度、家族全員が集まって意見交換の時間を持ち、問題が大きくなる前に解決する習慣を続けています。その結果、同居生活が非常に円滑に進んでいるといいます。

「親しき仲にも礼儀あり

親しい関係になると相手に対する緊張感がなくなり、遠慮のない言動で仲が悪くなる可能性があるから、良い関係を保つために相手への配慮が大切である

いくら気心知れた関係でも、環境や状況が変われば、何かしらのズレが生じる事もあるでしょう。その少しのズレでも積もりに積もるといつのまにか不和になってしまいます。「思いやり」や「感謝」を忘れない事が肝心です。

義両親と同居中の筆者の感想

筆者は、お世辞にも義母と仲が良いとは言えない関係なので、「自分の親だったらもっと楽なのになあ〜」と定期的に思ってしまいます。

実母とは、月に1回会うかどうかくらいの頻度で本当はもっと会えたらいいなと思っているくらい実母の事が好きです。しかし、筆者は義両親と同居中で家には来にくいのと、実母の仕事が忙しいのもあってそれくらい。

しかし、様々な家庭の事情を知っていくうちに、もしかしたら今のこの頻度だから距離感だから実母とうまくいっているのかもとも思ってきました。

というのが、筆者の母は元々、穏やかで人当たりが良くまわりからも評判のいい人でした。が、しかし最近怒りっぽくなったというか、そんなことを気にするの?今までの母だったら考えられないということがたまにあります。

ということは、

もし、実母と同居を始めたら

実母を嫌いになってしまうかもしれない

と思うと、怖いので同居はしません。するとしたら近距離別居くらいがいいなと思っています(^^)

最後に

実の親との同居を成功させるために実の親との同居には多くのメリットがありますが、それと同時に課題も少なくありません。

同居を成功させるためには、事前の話し合い明確なルール作り、そしてお互いに対するリスペクトが不可欠です。まさに、親しき仲にも礼儀ありですね。

また、同居を始める前に、各家庭の状況やニーズを十分に考慮し、慎重に決定することが重要です。最後に、同居は決して「完全な解決策」ではなく、一つの選択肢に過ぎないことを忘れないでください。

家族にとって最適な形を見つけるためには、柔軟な考え方と、常にコミュニケーションを取り続ける姿勢が求められます。

あなたの家庭にとって、どの選択肢が最善か?

この記事を参考に、ぜひご自身の家庭環境を見つめ直し、より良い決断をしてください。

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