同居生活での冷蔵庫の中身、特に義両親との共同生活を送る子育て中の主婦にとっては、まさに「見えないストレスの温床」ですよね。
今回は、
「同居の冷蔵庫の中」のトラブル解消法
をお伝えしていきます!
同居冷蔵庫トラブル解消法①食材チェック&消費計画
同居生活での冷蔵庫管理には、定期的なチェックが欠かせません。週に一度、「食材チェックデー」を設定して、冷蔵庫の中を家族全員で見直す習慣をつけることをおすすめします。
この時、使い切れなさそうな食材はリストアップして、どのタイミングで使うかを話し合いましょう。
例えば、「この野菜、そろそろ使わないと悪くなっちゃうから、週末の鍋に入れちゃおう」とか、「この瓶詰め、開けたまま放置してるけど、今週中に使い切れるかな?」といった具合に、具体的な消費計画を立てるのです。
また、食材を処分することに罪悪感を感じる場合には、リメイクレシピを探して、新たな料理に挑戦するのも楽しいですね。残った食材を使って、新しい料理を作ることができれば、家族全員が喜びますし、冷蔵庫もすっきりします。
ここで重要なのは、「いつか食べるは一生食べない」と割り切ることです。
冷蔵庫の中を見直し、使う予定がない食材は思い切って処分するか、早めに消費する工夫をすることが大切です。
義両親に対しては、「これ、そろそろ使ったほうがいいかも」とさりげなく提案するのも効果的です。角が立たないように、「これ、今日の夕飯で使ってみませんか?」と優しく促すと、意外とあっさり了承してくれるかもしれませんよ。
何より食費の見直しにもなりますので、「この浮いたお金で週末いつもより高いお肉買っちゃいましょーよ」と提案して気分だけでも得した感じを皆であじわっちゃいましょう(^^)
同居冷蔵庫の中トラブル解消法②「ゾーニング」で冷蔵庫内を仕切る
冷蔵庫の中を整理するためには、「ゾーニング」と呼ばれる収納方法を取り入れることが有効です。ゾーニングとは、冷蔵庫内のスペースをエリアごとに分け、それぞれに役割を持たせる方法です。
たとえば、家族全員で使う「共用スペース」、義両親専用の「義両親スペース」、自分たち夫婦のための「自分たち専用スペース」などを作り、それぞれの食材をきちんと仕分けして収納します。
特に、「これは誰のものか分からない」状態を防ぐために、食材に名前を書いたラベルを貼ることも効果的です。これにより、無駄な食材の重複購入を避けられますし、誰が何を管理しているかが明確になるため、トラブルを防ぐことができます。
筆者は自分が使う予定の食材にマスキングテープを貼っています。手でちぎれるし、小さいので置く場所に困らないし、文字も書くことができるので、重宝しています。
これをする前までは、明日の夜用に使おうと買っていた物がなくなっていて、献立の変更に困る事がありました。しかし、目印をつけることによって義母も把握しやすくなったようです。
同居冷蔵庫の中トラブル解消法③「冷凍庫」を活用
冷蔵庫の中で困ってしまうのが、「いつか食べよう」と思って保存しているものの、食べるタイミングを逃してしまった食材ですよね。
特に生鮮食品は早めに消費しなければならないため、悩みの種となりがちです。そんなときは、冷凍庫を活用しましょう。
冷凍庫は、食材を長期間保存するための強い味方です。使い切れない食材や余った料理を冷凍保存しておけば、無駄になることなく、必要なときにすぐに使うことができます。
特に同居生活では、食事の好みが異なることも多いため、冷凍保存した食材を使って、家族のニーズに合わせた食事を用意することが可能です。
今日は作るぞという日を決めて、特大パックを買ってきます。そのまま全部調理し、「今日食べる用」と「冷凍用に」分けます。
そうすることで長い目で見た時に、光熱費や食費がお得になるでしょう。
そして、どうしても今日は作れない(作りたくない)という時に「冷凍用」を使えば、家事の負担が減らせます(^^)
同居冷蔵庫の中トラブル解消法④大きい冷蔵庫にする
実際に暮らしてみてから問題を発見してしまうこともたくさんあるものです。
家に冷蔵庫を2つ置くほどのスペースはない…リフォームもできない。そんな状況、ありますよね。そんな時は解決策として今ある冷蔵庫を売って、
大きい冷蔵庫への買い替えるのも手です。
冷蔵庫が大きくなると、家族それぞれに専用のスペースを確保がよりしやすくなります。
「上の棚は義両親用、下の棚は自分たち用」と分ければ、探し物のストレスも減りますし、「あれがない、これがない」と口論になることも少なくなりますよ。
さらに、大容量モデルにはエコ機能も充実しているので、電気代を気にせず使えるのも嬉しいポイントです。冷凍庫も広くなるので、作り置きや冷凍食品の収納にも困りません。
大きな冷蔵庫に買い替えることで、冷蔵庫の中も心の中もスッキリさせて、同居生活をより快適にしてみましょう。
同居の「冷蔵庫の中」問題は様々
冷蔵庫は家族全員が日常的に使うため、食材の管理や保存場所に関して意見の食い違いが生じやすい場所です。特に、義両親が台所の管理に強いこだわりを持っている場合、冷蔵庫の中に対する不満やストレスが溜まることがあります。以下のような問題がよく見られます。
- 1. 冷蔵庫の使い方に対する価値観の違い 義両親世代と若い世代では、食品の保存方法や調理法に対する価値観が異なることがあります。たとえば、「冷凍食品はできるだけ避けたい」「新鮮な野菜をすぐに使い切りたい」という義母の意向と、働きながら子育てをしている主婦の「時間を節約するために冷凍食品や作り置きを活用したい」というニーズがぶつかることがよくあります。
- 2. 収納スペースの取り合い 冷蔵庫は限られたスペースの中で食材を保管する必要があるため、誰がどれだけのスペースを使うかでトラブルが発生します。義両親が頻繁に買い物をする場合、冷蔵庫がすぐにいっぱいになってしまい、自分が買った食材をどこに置くか困ってしまうこともあります。
- 3. 賞味期限や衛生管理の違い これも価値観の違いが現れる場面です。たとえば、義母が「少しくらい賞味期限が切れていても大丈夫」と考えているのに対し、子どもに与える食品はできるだけ新鮮なものを使用したいと感じる主婦にとっては、その違いが大きなストレスとなることがあります。
冷蔵庫の中を見渡すと、思わず「これ、いつからここにあるんだろう…?」と首をかしげる食材に出会うことがありませんか?
特に同居生活では、義母が持ち込んだ謎の食材や、使いかけの調味料が冷蔵庫に眠り続けることが多いものです。
本人は「いつか使うから」と言いますが、その「いつか」は大抵、未来のどこか遠い場所にあり、結局使われることなく賞味期限が切れてしまうことも…。
Nさんの体験談
冷蔵庫問題から学んだこと
私自身も、義両親との同居生活で冷蔵庫の問題に悩まされました。義母は昔ながらの「保存食を大量に作り置きする」タイプの人で、冷蔵庫には常に大きな鍋や瓶詰めがぎっしり。
その一方で、私は子育てと仕事に追われる日々の中で、手軽に作れる料理や冷凍食品に頼ることが多かったため、冷蔵庫の中がすぐに窮屈になってしまいました。最初は、義母の使い方に口出しするのは失礼かと思い、我慢していましたが、次第にストレスが溜まり、ついに夫を介して話し合いの場を設けることにしました。
その際、私は単に不満をぶつけるのではなく、「限られたスペースをどうすればみんなが快適に使えるか」という視点で話し合うよう心がけました。
結果として、冷蔵庫のスペースを分け、保存方法についても互いに工夫を取り入れることで、無理なく共存できるようになりました。お互いに譲り合い、尊重し合う姿勢があれば、冷蔵庫のような小さな問題でも解決することができるのだと学びました。
同居で田舎暮らしKさんのお話
Kさんの田舎での同居生活は、ある意味で「田舎あるある」かもしれません。家はドーンと7LDK、まるで迷子になるレベルの広さ。
それにも関わらず、寝室以外はすべて共有スペース!義祖父母、義父母、Kさん夫婦、そして二人の子供たち、8人が一つ屋根の下でわいわいと過ごしていたのです。
でも、ひとつだけ謎だったのが「冷蔵庫問題」。7LDKの広さに反して、冷蔵庫は4〜5人用のものが2台だけ!なんともアンバランス。でも、その2台が魔法のように上手く機能していたのです。
義祖父母・義父母用の冷蔵庫と、Kさん家族用の冷蔵庫を分けたおかげで、「冷蔵庫の中身でケンカするなんてことは一切なし!」という驚きの平和維持が実現。台所はひとつしかなかったけど、なぜかこれも問題なし。キッチンは普通より広かったので、多少の行き違いはあっても、笑い話に済んでいたそうです。
「あの冷蔵庫の使い分けがなかったら、どうなってたか…」とKさんは今でも振り返ります。冷蔵庫、恐るべし!
Kさん家族の良いところは、冷蔵庫を分けて程よい距離感をキープしながら、みんなで共有スペースをうまく使ってたところ。大人数でもギスギスせず、家族一緒に過ごす時間を大切にしていたのがポイントです。
デメリットとしては、共有スペースが多すぎてプライバシーがほぼゼロだったこと。家事の分担も偏っていたかもしれないし、世代間の生活リズムの違いでストレスが溜まってた可能性もありそうです。
しかし、冷蔵庫を別々にできるということだけでもストレスは軽減されることがわかります。
冷蔵庫問題を解決するためのヒント
同居生活がうまくいくかどうかは、家庭内のコミュニケーションと協力が鍵です。冷蔵庫問題も例外ではなく、適切な話し合いと対策で解決することができます。
- 冷蔵庫のルールを話し合って決める まずは、冷蔵庫の使い方に関する基本的なルールを話し合うことが大切です。誰がどの部分を使うか、どのような食材をどこに置くか、賞味期限の管理方法など、細かい部分まで話し合いをすることで、無駄なすれ違いを減らすことができます。 特に、冷蔵庫のスペースを分けることは効果的です。家族それぞれの使う場所を決めることで、他の人が自分の買ったものに手を出すことが少なくなります。また、共有する食材や、各自で管理する食材を明確にすることもトラブルを避けるための方法です。
- お互いの食材管理方法に配慮する 義両親の価値観に全て従う必要はありませんが、譲れる部分については柔軟に対応することも大切です。例えば、義母が新鮮な野菜をすぐに使い切りたい場合は、それに合わせて調理計画を立てるなど、互いのニーズに歩み寄る姿勢を持つことが重要です。
- 食品保存に関する工夫を取り入れる 限られた冷蔵庫のスペースを効率的に使うために、保存方法を工夫することも一つの手です。例えば、冷蔵庫内を整理整頓し、食材ごとに専用の収納ボックスや仕切りを活用することで、誰のものかが一目でわかるようにしておくと混乱が減ります。また、冷凍庫を積極的に活用して、保存期間を延ばすことで無駄を減らすこともできます。
- コミュニケーションを大切にする 最も重要なのは、冷蔵庫の使い方についての意見や不満をため込まず、適度に話し合うことです。義両親に対して、冷蔵庫の中で何が問題なのかを冷静に伝え、解決策を一緒に考える姿勢が大切です。例えば、義母に「子どもに与える食品はできるだけ新鮮なものにしたい」といった具体的な理由を説明すると、理解を得やすくなります。
同居の冷蔵庫の中におけるルール
義両親との同居生活で、冷蔵庫の管理がいかに重要かを実感する方も多いのではないでしょうか。冷蔵庫の中は、家族の健康を守るためだけでなく、家族間の関係性にも大きく影響します。同居する家族全員が快適に過ごすために、冷蔵庫のルールをしっかりと定め、トラブルを避けることが大切です。
冷蔵庫のスペース配分のルール
まずは、冷蔵庫内のスペース配分について話し合いましょう。同居生活では、それぞれが異なる食材や保存方法を持っているため、冷蔵庫がすぐにいっぱいになりがちです。
例えば、「右側の棚は義両親専用、左側は自分たちのスペース」というように、冷蔵庫内をゾーニングして、明確なルールを作ると混乱が減ります。子供用の食材スペースも確保しておくと、子育て中でも冷蔵庫が整った状態を保ちやすくなります。
誰がどの食材を管理しているのかが曖昧になりがちです。ラベルを使って「誰が何を使うか」を明示することが重要です。義両親にも協力してもらい、食材の名前や購入日を書いておくことで、不要なトラブルを防ぎましょう。
義両親ができなくても、子世帯側だけでもラベリングできていると目に見えてわかるので、大丈夫です。
食材の購入と共有ルール
「この食材、誰が買ったの?」ということが同居生活ではよく起こります。食材の購入については、事前に家族で話し合い、共有する食材と個人の食材を分けるルールを決めることが重要です。
例えば、牛乳や卵などの共有食材は定期的に購入し、それ以外は各自が責任を持って管理するといった形が理想的です。
料理のおかずをどう分けるか
義母が作るおかずや、自分が準備した食事については、どのように分けるかが問題です。義母が「これ、食べてね」と出してくれたものを無理に食べる必要はありませんが、お互いの好みや量を話し合って調整することが大切です。たまにはお互いの料理をシェアすることで、交流が深まることもあるので、柔軟に対応しましょう。
勝手に使うことについてのルール
同居生活では「勝手に使われた!」というトラブルがつきものです。義母が勝手にお菓子を食べてしまったり、旦那が用意していた食材を使ってしまったりすることもあるでしょう。
ここで大切なのは「勝手に使わないルール」を作ることです。ラベルで「これは使わないでね」と明示したり、冷蔵庫内のスペースを分けることが有効です。
冷蔵庫を巡るトラブルが発生した場合には、冷静に話し合う場を設けましょう。「この食材、どうして使われたの?」と詰め寄るのではなく、「次回はこうしよう」と前向きな解決策を提案することが大切です。
義両親との世代間ギャップも、冷蔵庫の使い方に現れることがあります。義母が昔ながらの保存方法を好む場合や、食材の選び方が違う場合には、お互いのスタイルを尊重しつつ、どのように調整するかを話し合いましょう。「これを一緒に使うと便利だよ」と提案することで、少しずつ改善していけるはずです。
筆者の体験談
筆者は完全同居です。そして食事は別々です。冷蔵庫も台所もひとつですが、それぞれ使う時間を決めて対応しています。
同居をはじめたときはやはり、冷蔵庫問題ありました…
使いたいと思っていた食材がない・賞味期限切れ(間近)がある・それを子どもにもあげようとする・買ったはいいけど使わない物が多すぎて入らない・保冷剤が散乱
など、これからここで子育てしていくぞ!という筆者にとっては、しんどい光景でした。
何より義母は家事全般苦手な方で料理が一番嫌いなようです。お惣菜にしたい義母とたまには作らないとという義父によって更に冷蔵庫問題が悪化していたのかもしれません。そして筆者は、料理は嫌いではないし、むしろ好きです。
「だったら筆者が皆の分も支度して冷蔵庫管理したらいいじゃん」と思うかもしれないですが、それは絶対嫌だったんです。
価値観が根本的に違うし、食の好みも全く違う、子育て中はできればしたくない、義母は「病院で運動しましょう」と言われているのに寝てばっかりだから自分達のご飯くらいは作って欲しい
というのが本音でした。
なので話し合いの結果、食事は別々ですが冷蔵庫はひとつです。ということで筆者が上にあげた冷蔵庫問題でとった対策は…
- 自分が買って使う物にはマスキングテープで印をつける
- 賞味期限切れの物は気づいたら「どうしますか?」と聞く
- 賞味期限切れ間近の物は冷凍するか了承を得て変わりに筆者が使う
- 要らないものは「掃除しておきました」と爽やかに言って爽やかにこっそり捨てる(義母は何を自分が買ったか覚えてない事が多いから)
- 「子どもが口にする物には敏感になっちゃう」ということを何かあるたびに独り言のようにでも聞こえるように言う
- ケースを使って分かりやすくスペースをわけた
というような手段をとることにより、「食事も世帯別」「冷蔵庫の中も世帯別」が目に見えて把握できるので賞味期限切れも気になる事が少なくなりました。少しでも快適な冷蔵庫ライフを送ることができています。小さなスペースでも価値観が合わなくてもお互いのちょうどよいと思うところで意見がまとまると気持ちがいいので良かったら一度向き合ってみてください。
最後に
最後に同居生活における冷蔵庫問題は、決して小さな悩みではありません。家族間の問題は避けられないものですが、相手の価値観を理解し、自分の考えも伝えることで、より良い関係を築くことができるはずです。冷蔵庫という日常的な場面を通じて、義両親との関係を少しずつ改善していけると良いですね。
冷蔵庫の中が整理され、余計なストレスが減ることで、家庭内の雰囲気も自然と明るくなるはずです。「いつか食べる」食材たちが冷蔵庫の中で永遠に眠らないように、日々の生活に少しずつ新しい習慣を取り入れてみましょう。きっと、冷蔵庫の中も気持ちもスッキリし、笑顔あふれる家庭生活が戻ってくるはずです!
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